UP 令和5年7月13日
194回武庫川エコハイク

縦断シリーズB 藍本から広野(曲り)実施報告

エコグループ・武庫川
・日 時:令和5年7月8日(土) 9:45〜15:50 薄曇りと小雨の一日  10時 27℃
・行 程:JR「藍本」駅前(天候不順だが参加者で実施挨拶とコース説明9:50スタート)〜藍本宿跡(昔の旧街道宿場街説明)〜・・第1鳥居(県下最古の石鳥居説明)・酒滴(さかたれ)神社(県指定文化財説明)・転石(伝承説明)〜・道標(三田市最古の道標説明)〜・大安橋・武庫川(水質浄化コリヤナギ堤防説明)堤防歩き〜・・曲り公会堂(昔の領主城郭跡説明10:32)〜・波田橋(176号線と旧街道二つの橋説明11:50)〜・・岩倉橋(芸術家アトリエ芸術村説明)〜・・五葉院(境内の植物多種説明/トイレ休憩11:16)〜・・県道〜・・藍本浄化センター・お鶴渕(伝承お鶴渕説明)〜・県道(堤防道猪対策で県道歩く)〜・・駒宇佐八幡神社(県指定文化財説明・昼食休憩12:13-12:45)〜・・吉田橋〜・・本庄小学校(地域農業の説明休憩13:50-14:10)〜・・堤防道と県道歩く・・・正明寺(楠正成身代り観音菩薩説明トイレ休憩14:30-40)〜・乙ヶ瀬橋(桜づつみ施工地区説明)〜・・昭和橋〜・・サイホン橋(母子大池からの用水路説明)〜・・太田橋(迂回道)〜・・脇ヶ田橋〜・相野川武庫川合流点(説明)〜・JR広野駅(15:50到着・安全確認次回の案内して解散/16:05発乗車)
( )内は佐藤・岡・上田担当の説明。当日配布資料(行程図説明書次回活動案内
・参加者:17名(内訳:一般参加者11名+スタッフ6名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市の流域各市からの参加の他、流域外からは池田市・大阪淀川区・福島区などの地域からの参加であった。天気予報は宝塚では曇り、三田市小雨まじりの不順な天気で参加者は少なかったが実施とする。
・所感:
 梅雨期は大雨による災害の発生しやすい時期です。また、梅雨明け後の盛夏期に必要な農業用の水等を蓄える重要な時期でもあります。一方、梅雨期は曇りや雨の日が多くなって日々の生活等にも様々な影響を与えます。梅雨明けは来週末頃の予報が出ている。今回はそんな時期の行事である。宝塚は朝から曇り空、三田市は正午過ぎから小雨まじりと予報である。集合場所JR藍本駅前は一般参加者11名、常連さんの顔である。天候不順な一日になりそうだが、参加者で実施する事にする(雨天順延行事)。受付の間、小雨がポツポツ雨具の準備をする(ポンチョや傘)。今回は縦断シリーズ中でも一番距離のあるコース、また、7月行事になり熱中症対策の心配があったが本日の天候・参加者をみて少し安心する。

藍本駅前からスタート
 藍本駅前をスタート、昔の街道宿場町で賑わった話などしながら直ぐ近く、県下最古の「石造鳥居」、市指定文化財「酒滴神社」、「大きな転石」の伝承等を説明して見学する。少し進みJR踏切近くに残る市内でも最古の「道標」の説明をする。場所は相野方面へ向かう街道(途中虚空蔵山登山道)と176号幹線道へ出る分岐。ここから武庫川堤防道へ出る。

石造鳥居

酒滴神社(クリック拡大)

転石
 176号線大安橋高架下から武庫川上流を見ると、藍本のコリヤナギ堤防が右岸に見られ説明、水質浄化を目的とした自然堤防の取組みである。この辺りから河川整備の後がよくわかる。河道は流下能力増大のため、ヨシだけを残し樹木群の除去が行われ見た目で綺麗な川になっている(以前はキショウブの群集があった)。堤防の道は、1か月前の下見ではブタナ満開の黄色の花道だった、今日はネジバナの花道に変わっている。
昭和橋を渡る。南下してきた武庫川が大きく北へ流れを変える。曲りである。中央部に曲り公会堂と隣接して稲荷社(堀相模守居館跡)がある。176号線波田橋を渡り左岸を歩く。桜づつみ回廊が続く。

曲り

稲荷社(堀相模守居館跡)

掘相模守の居館跡(クリック拡大)

武庫川曲り
 岩倉橋付近まで整備後が見え流れの良い川になっている。しかし、今年はホタルは駄目カワニナがいないと五葉院の住職さんの話。五葉院は最初のトイレ休憩場所、先代住職さんの趣味の「ミニ植物園」樹木・草本類が数十種見られる休憩を兼ねた憩いの場所である。今日は期待していたナツツバキの白い花を見られずツボミであった。岩倉地区は芸術家が多くアトリエを持ち、通称「芸術家村」と呼ばれている。五葉院から市道を歩き藍本浄化センター・お鶴渕で伝承など説明。

五葉院

お鶴淵(クリック拡大)
堤防道は猪対策のフエンス関所、草が繁茂で今日は県道を歩き駒宇佐八幡へ進み昼食場所とする。雨は止んだが境内は自然林の中で少し蒸し暑い休憩であった。スタート時にまた、小雨になり傘をさしての長い堤防歩きになる。

駒宇佐八幡

説明版
 この地域、幣之島橋から弥谷橋の間に「堰」が2箇所ある、なお河道にはヤナギの高木が多く残されている。弥谷橋から下流はヤナギ高木無くよしの群集になっている。河川整備の変化を見る。先月の下見ではサクランボで楽しんだ場所である。本庄小学校で小休憩。ここからまた、堤防道歩きは出来ず、県道歩きになる。正明寺は最後の休憩場所、綺麗なトイレと水道設備で顔を洗い一息つけ最後の気持ちを入れる。

チョウセンアザミ(大音所付近)

キキョウ(正明寺境内)

正明寺

正明寺観音堂

正明寺観音堂由来(クリック博大)
 正明寺橋から下流へ向け「桜づつみ」堤防の施工実例が見られる、説明する。堤防道歩きはまた草の繁茂で昭和橋から左岸の車道歩きに変更、サイホン橋など説明して終点の広野駅へ向かう。176号線にでて相野川合流点を見て広野駅到着。

桜づつみ(マウスで拡大)

サイフォン橋


相野川(左)合流

本日は曇り空で小雨まじりの蒸し暑い一日であった。また、堤防道は草の繁茂箇所(草刈り前)が多く、天候も関係して県道歩きが増えた。長距離コースだが参加者は常連者でスムーズに進行した。
文/上田 宏、写真/佐藤、編集/平山
エコグループ・武庫川

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