UP令和4年11月23日
186回武庫川エコハイク

「武庫川渓谷と桜の園ハイク」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:令和4年(2022年)11月19日(土)9:45〜14:50  晴れ  最高気温17℃
行 程:JR西宮名塩駅前(9:45挨拶とコース説明)〜尼子谷川(水カラカラ)〜保護樹クスノキ巨樹・くらがり街道(説明)〜廃線跡・渓谷ビオトープ(10:05説明/洪水被害常襲地と渓谷と貴重植物)〜名塩川(説明/洪水時の状態)〜どん尻川(説明)〜高座岩・ダム計画地(10:25説明/ダムが出来ると状況等)〜北山第1トンネル(10:36説明)〜北山第2トンネル(10:58説明-11:05/コウモリ)〜溝滝・3番目トンネル(11:23)〜第2橋梁(説明)〜長尾山第1トンネル(11:30説明/洪水時の状態)〜見晴らしスポット(説明11:36)〜親水広場(昼食休憩11:50〜12:30-亦楽山荘説明し園内周遊13:45)親水広場〜長尾山トンネル第2・3〜僧川合流点(14:00安全確認・一次解散)〜温泉橋(14:15右岸から武田尾温泉)〜JR武田尾駅(14:50最終・解散)
( )内は案内担当:岡・佐藤の説明
 当日配布資料(行程説明書次回行事案内
参加者:49名(内訳:一般参加者43名+スタッフ6名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・神戸市灘区・兵庫区・須磨区・大阪市東淀川区・東住吉区・此花区・池田市・吹田市・茨木市・高槻市・堺市・京都山科区・奈良香芝市・北葛城郡などの地域からも参加を得た。
所感
  本日の朝は晴天に恵まれ暖かい。朝夕の冷え込みで木々の紅葉が進みました。今年は綺麗な紅葉が楽しめそうです。新型コロナは「第八波」に入ったと言われている。スタートに当たりコース案内見どころ等を説明し、注意事項をお願いしてスタートする。
「くらがり街道」
 塩瀬小学校の道を下ると尼子谷川、水がない、しばらく雨らしいものがなかった、川の中央で糸の様に流れる水である。集落で西宮塩瀬の保護樹「クスノキの巨樹」「二等水準点」等を説明くらがり街道で茅葺保存民家など説明して廃線跡に出る。

くらがり街道と保存樹

くらがり街道の古民家
「廃線跡」
 生瀬ルートからの合流点で人出が急増する。一般のパンフレットでは生瀬からの紹介が多いがこのルートは現在、武庫川大規模改修と道路拡張工事中で道路状況が大変悪い。現在旧JRトンネルを利用した新道路の工事中であり2年程で完成予定である。今は名塩ルートをお勧めする。
 廃線跡河川敷で最初の説明は武庫川渓谷植物貴重種の紹介と洪水被害のあった「旧リバーサイド住宅」の説明をして本線に戻る。今日の武庫川は水がない、カラカラ状態、河原に大石が転がっている風景である。廃線跡渓谷の紅葉は楽しめる良い時期である。道端の花は少なくなったがノブドウの実が赤や青・紫など綺麗な色合いで楽しませてくれる。渓谷の岩場の魅力は、常緑樹が繁茂して岩場が隠れ、渓谷歴史、伝承などの説明を理解してもらう事が難しくなった。
少し進み最初のスポットは渓谷最大の高座岩とダム計画のあった場所で説明。ダムは中止になったが、ダムが出来たら渓谷が全て水没する状況と自然環境の変化など説明する。

武庫川渓谷廃線跡を歩く

ダム計画地付近
武庫川渓谷の魅力の一つはトンネル歩きがある。北山第1トンネル(318m)と北山第2トンネル(414m)は長くて楽しめる。第2トンネルでは、今日も「コウモリ」が休憩中、10匹程見ることが出来た人気者。コウモリは「唯一飛べる哺乳類」です。

北山第1トンネル

武庫川第2橋梁
「親水広場」
 渓谷と山々の紅葉を楽しみ親水広場へ到着、紅葉は最高のタイミングである。人々で満席である。暖かく昼食休憩が出来満足。昼食後、紅葉の亦楽山荘を案内。スタート前に「亦楽山荘」とボランティア活動団体「櫻守の会」の紹介をする。昼食後、紅葉の亦楽山荘を案内。

親水広場遠望

親水広場へ到着

親水広場の紅葉


親水広場で集合写真(クリックで拡大)
「桜の園」
 モミジの道、少し急な山道が厳しく疲れて到着した「城ケ丘」ではウリハダカエデの黄葉に疲れを忘れてうれしい声。続いて隔水亭から育樹の丘のモミジスポットではオオモミジの赤は特に綺麗である、イロハモミジも赤・黄・緑とコントラストが印象的である。約1時間のコースを歩き皆さん大変良かった声、感想で良い案内が出来たと安心する。

桜の園紅葉スポット

育樹の丘

紅葉スポット1(クリック拡大)

紅葉スポット2(クリック拡大)

紅葉スポット3(クリック拡大)
親水広場に戻り帰路武田尾駅へ。僧川合流点広場で全員安全確認して一次解散する。あと希望者で温泉橋から武庫川右岸・武田尾温泉コースを案内して武田尾駅で解散する。
エコグループ・武庫川

文/上田宏・佐藤、写真/佐藤   

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