UP 令和6年4月11日
202回武庫川エコハイク

「武庫川渓谷と桜の園ハイク」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:2024年(令和6年)4月6日(土) 9:40〜14:10 晴天 10時 15℃(正午気温21℃
行 程:集合JR「西宮名塩」駅前(9:40挨拶とコース説明)〜尼子谷川(雨後増水/説明)〜クスノキ保護樹(説明)〜くらがり街道(説明/茅葺民家など)〜旧福知山線廃線跡(10:03案内看板で説明/洪水被害リバーサイド住宅地跡・渓谷の貴重植物紹介ビオトープ等)〜名塩川合流(説明/尼子谷川の合流・洪水時の状態)〜どん尻川合流(説明)〜高座岩(最大の岩石説明)〜ダム計画地跡・北山第1トンネル前(10:15-30説明/ダム計画があった説明・トンネルと対岸の岩場と現在の状態など)〜北山第2トンネル(10:55説明/最長のトンネル)〜溝滝(11:20説明/昔の状況)・トンネル・第2橋梁(説明)〜長尾山第1トンネル(11:27説明/洪水時の被害常襲地)〜景観スポット(説明)〜親水広場(11:45-12:30昼食休憩/亦楽山荘とササベザクラの説明と「櫻守の会」の活動紹介)・集合写真・桜の園周遊-13:42)〜僧川合流広場解散場所(説明/安全確認確認し解散14:10)
( )内は濱野・岡・上田担当の説明。当日配布資料(行程図説明書
参加者:61名(内訳:一般参加者54名+スタッフ7名
一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・神戸市北区・伊丹市・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・神戸市垂水区・三木市・大阪市福島区・都島区・城東区・港区・城東区・池田市・豊中市・吹田市・箕面市・枚方市・四條畷市・八尾市・羽曳野市・堺市などの地域からも参加を得た。
所感:
 本日は晴天に恵まれ最高のハイキング日和である。雨天で寒い気候が続いたり変化の多い今年だがエコハイクに合わせた天候に恵まれました。本日の参加者は大阪方面からの方が目立ちました。今年の天候は異常気象が激しく植物の休眠状態がよく見られる2〜3月でありました(京都植物園)。植物の休眠期とは、秋から春にかけて植物が成長を止める時期のことです。植物は冬の寒さを生き抜くためにエネルギーを最小限に抑えます。サクラ類も芽の休眠で開花時期がばらついています。行事は一年前の計画で花の満開時期を当てるのは難しい事で、当たり外れがあることをご容赦願います。
 本日の目的地「桜の園」の開花状況は、エドヒガンザクラは満開、ヤマザクラは開花に向けて進んでいます。ヤマザクラの区別は、花は葉の展開と同時に咲くので分かります。ヤマザクラも今日の天候で満開に向かうでしょう。そんな挨拶と説明をしてスタートする。

西宮名塩駅からスタート
「くらがり街道」
 塩瀬中学校の道ソメイは満開である。尼子谷川沿いに出る、川の水は昨日の雨で増水、何時もの濁り水だ。源流など説明。続いて西宮市保護樹クスノキの巨樹、くらがり街道(丹波街道)と街道の茅葺き古民家の保存など説明して廃線跡へ出る。

くらがり街道を歩く

かやぶき古民家が残る

廃線跡に出る(生瀬ルートと合流)
「廃線跡」
 ここで生瀬から歩く集団と合流。説明版の下で廃線跡の説明。ヒメオドリコソウやスズメノヤリが咲く廃線跡を進み、名塩川合流点で洪水時の状況を説明(旧リバーサイド住宅の被害など)。川の水は岩が見えないくらいの増水状態、危険を感じる。渓谷最大の高座岩など説明して北山第1トンネル前・ダム計画地で説明(説明書通り)。渓谷風景で一番変化した場所である。対岸の岩山の姿は常緑樹が繁茂して人面岩場の姿は見られず何か寂しい。サクラも少ない場所である。

名塩川合流

増水の武庫川

北山第1トンネル(ダム建設予定地)

溝滝付近
 第1北山トンネルを出ると対岸にヤマザクラの花が増えてくる。景観を楽しみながら進み第2北山トンネル、全長413mは長いS字カーブする、又、コウモリも住むトンネルで人気、特に夏場のトンネル。溝滝に着くと一安心、親水広場に近いから。景観スポット、橋梁は人気風景、しかし流れが角度を変える場所で洪水時は被害の出る問題の場所の説明等。今日は雨後で川の水は盛り上がるようなうねりを見せながら流れている。

天狗岩

武庫川第2橋梁

展望広場から桜の園展望
「親水広場」
 予定通り昼前に親水広場に到着。広場はもう満席である。広場ではササベザクラが満開、花付きが良く半八重の花が見事である。昼食は暖かく気持ちよい休憩時間が取れる。昼食後「桜の園」の周遊。スタート前に集合写真と「笹部新太郎・亦楽山荘」の説明と、活動団体「櫻守の会」の紹介をする。

親水広場で全員集合(クリックで拡大)

ササベ桜(クリックで説明あり)
「桜の園」
 サクラ中心の周遊は1時間程で案内できる。エドヒガンは満開、ヤマザクラは5分咲き以上か・・・。最終コース、新田川合流点のシダレザクラは紅色のツボミ状態であった。僧川合流点のオオシマザクラは今年花付きが悪い。広場を解散場所として全員の確認を済ませ解散とする。

桜の園東屋

桜坂 エドヒガン(クリックで拡大)

桜坂 ヤマザクラの展望

桜の園を振り返る(僧川合流点から)

オオシマザクラ

終了 お疲れさまでした
◆今後の「武庫川エコハイク」の活動案内はホームページで致しますのでよろしくお願いします。
文・写真編集:上田・平山
エコグループ・武庫川

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