UP 令和5年11月23日
197回武庫川エコハイク

縦断シリーズE 「武田尾から生瀬-渓谷と桜の園」 実施報告

エコグループ・武庫川
・日 時:令和5年11月18日(土) 9:40〜14:30 薄曇り空 9:30/8℃武田尾駅前)
・行 程:集合JR「武田尾駅」改札口(9:40挨拶とコース説明スタート)〜水管橋(千苅からの神戸水道説明)〜温泉橋(旧福知山線廃線敷・武田尾駅跡など説明)〜僧川合流点(洪水時の住宅浸水被害と全戸移転、地区の嵩上げ工事対策等説明)〜新田川合流(源流説明)〜長尾山第3トンネル〜長尾山第2トンネル〜親水広場(亦楽山荘桜の園周遊/櫻守の会活動説明しながら10:20-11:30)〜親水広場(昼食休憩11:40-12:10/親水広場の説明)〜長尾山第1トンネル(洪水時の説明)・武庫川第2橋梁(人気スポット/宝塚市と西宮市の境界等説明)・溝滝尾トンネル(渓谷の見所など説明)〜北山第2トンネル(最長のトンネル413m/出口付近から対岸の「空水の滝」等説明)〜北山第1トンネル(318m2番目に長い)・ダム計画のあった場所(トンネル出た所/武庫川の改修工事の説明)・高座岩(説明)〜名塩川合流(説明)〜名塩分岐点(渓谷パネル前で昔の渓谷説明)〜渓谷のビオトープ(14:00渓谷の貴重植物観察説明)〜水管橋(武庫川を渡る)〜青葉台住宅街〜西宝橋(工事中/仮橋渡る)〜JR「生瀬駅」(14:30到着、9.5q/全員確認、次回の案内して解散)
先導案内担当は岡・佐藤・最後尾上田( )は説明。当日配布資料(行程図説明書次回活動案内
・参加者:23名(内訳:一般参加者18名+スタッフ5名)
一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・三田市・神戸市北区・丹波篠山の流域各市からの参加の他、流域外からは池田市・堺市などの地域からの参加があった。
・所感
本日は全国的、冬型の気圧配置になり12月並みの天気で一番の冷え込みと予報。昨夜の雨で武庫川は増水、濁った水で川幅いっぱいに流れる。集合場所武田尾駅前は、ひんやりとした空気、風もあり肌寒い、全員ダウンジャケットである。天気予報で午前中雨が残るマーク、午後に向かい晴れとある。そんな関係か参加者は少なかった。
「武田尾」
 朝の挨拶で先週の下見の状況を報告する。山の紅葉はまばらでカエデも遅れて緑のモミジの観賞になりそうと・・・。先日のニュースでコスモスとヒマワリが一緒に咲いている風景写真、異常気象の現象である。最近は本当に紅葉の日程を一年前に決めるのは難しい。三年前までは11/20日以降の土曜日にしていた、二年前から一週間繰り上げて変更したりして渓谷の最高の紅葉を楽しんでもらうのが難しいです。
コース紹介後スタート。温泉橋で旧福知山線「武田尾駅」跡とか武田尾温泉で賑わった話など紹介、続いて僧川合流点では、洪水被害の常襲地区であった事、地域の全戸が移転して土地の嵩上げ工事をして現在の状態になった等説明する。

武田尾駅前で

僧川合流点

長尾山第2トンネル

旧福知山線(武田尾温泉から武田尾橋・武田尾駅方面を望む) にしのみや観光協会資料より
「桜の園」
 廃線敷に入り、渓谷の説明をしながら親水広場公園に到着。時間調整で先に桜の園(亦楽山荘)の周遊を案内する。もみじの道、城ケ丘、亦楽山荘、育樹の丘を歩く。緑のカエデが多く特にイロハモミジの色付きが悪い、亦楽山荘・育樹の丘でオオモミジの紅葉がきれいで少し救われた気持ちになる。肌寒い朝だったので山登りの一時間は体が温まり丁度良かったのだが肝心の紅葉観賞は少し残念であった。
桜の園案内図

親水広場

親水広場の紅葉

もみじの道を登る

隔水亭(かくすいてい) 元笹部新太郎氏研究室

隔水亭前の紅葉

桜坂の紅葉

親水広場を後に展望広場に向かう
「廃線跡」
 早々に休憩を済ませ廃線敷を進む。ポイントの第2橋梁・溝滝では水量多く勢いがある。やはり渓谷は綺麗な水が似合う。先週下見日のカヌー体験の2人を思い出す。「空水の滝」も本日は確りとした滝と見える。長いトンネルを二つ抜けてダム計画のあった場所では、仮にダムが出来た場合の景観の変化など説明する。計画の70m堰堤のダム湖、湛水区域は武田尾駅の上流までに及び、渓谷は勿論水没し武田尾駅ホームの下まで貯水湖となる。そんな説明をしながら、現在工事中の武庫川改修工事の概況説明を簡単にする。

展望広場

長尾山第1トンネルを出て武庫川第2橋梁にかかる

溝滝尾トンネルから武庫川第2橋梁を振り返る

空水の滝

溝滝(渓谷最大の滝)

武庫川ダム計画地

高座岩(渓谷最大の岩)

ツメレンゲ(ビオトープで)
「生瀬」
 今回は生瀬駅までのルートを国道176号線の工事中で青葉台住宅地ルートにする。水管橋で武庫川を渡り青葉台住宅街を通り西宝橋(工事中で仮橋)で武庫川を渡りJR「生瀬駅」に到着、全員確認して解散する。(西宝橋で生瀬地区の武庫川改修工事と国道176号線工事の説明が資料不足で出来ず次の機会になる)

リバーサイド住宅地跡(水管橋と中国自動車道)

渓谷案内板(名塩分岐点) クリックで拡大表示

水管橋から上流
 

水管橋から下流(正面中国自動車道・右リバーサイド住宅跡)

生瀬駅で解散
文・写真編集:上田・佐藤・平山
エコグループ・武庫川

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