UP 2022年(令和4年)6月17日
182回武庫川エコハイク

「天神川を下り荒牧バラ公園・昆陽池・伊丹緑地を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:令和4年6月11日(土) 9:40〜14:30   一日曇り 最高気温23℃
行 程:阪急中山観音駅前(9:40挨拶・コース説明スタート)〜巡礼街道(説明/天満神社など)〜天神川(説明)〜旧176号〜荒牧バラ公園(10:25-45説明/休憩・観賞)〜天神川散策道コース〜荻野春日神社〜昆陽池北入口(11:25昆虫館)・・昆陽池小径・・スワンホール広場(昼食休憩11:43-12:20説明)〜たんたん小径〜瑞ヶ池公園(12:50説明/ボストンの里帰りの桜など)〜緑ヶ丘公園(12:58説明/梅林跡と亭賞月亭・鴻臚館見学)〜臂岡天満宮〜R171〜駄六川〜伊丹緑道北入口(13:20説明)〜西国街道伊丹坂・・白洲屋敷跡・・猪名野神社(13:55説明/ムクロジ巨樹など)〜参道商店街〜三寺広場(14:10阪急伊丹駅・JR伊丹駅分岐点/説明・最終確認・次回案内し解散14:30)
 コース約12q 一般向き(まち歩き)   ( )内は岡・佐藤担当の説明。当日配布資料(行程図説明書次回活動案内
参加者:32名(内訳:一般23名+スタッフ9名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・神戸市中央区・大阪市此花区・箕面市・豊中市・摂津市などの地域からも参加を得た。
所感:
 朝は曇り空である。天気予報では降水確率60%以上で、梅雨入りも予報している本日、集合場所中山観音駅前は通常よりかなり少ない状態である。街歩きで、熱中症も注意したい思いであったが、その心配もうすれた。今回は挨拶の中で「エコグループ・武庫川」が、6月1日の環境の日に「環境保全功労者知事表彰」を受賞したことを報告し、参加者皆さんの支援あってのおかげのお礼を申し上げる。

阪急中山観音駅北口でスタートミーティング

環境保全功労者知事表彰受賞
「天神川」
 挨拶の後、中山観音駅前から巡礼街道を進む。曇り空で暑くはなくハイキング日和でもある。本日は天気予報も考え、コース予定の「天満神社」の立寄りは説明で省略させてもらい次のバラ公園でゆっくり時間をとる事に変更し、すぐに天神川沿いに出る。「天神川」は、長尾山(中山五月台小学校北)に源を発し南進する武庫川支流の2級河川で、水源の標高350m、延長5,056mである。源流周辺は、かっては里山であったが、昭和40年代になって宅地開発が行われる。傾斜地ながら現在は宅地になっているため、コンクリート3面張りの護岸がなされ、一部暗渠化されている部分がある。そして深い谷の自然地形を流れて平野部に入る。源流付近も宅地化が進んでおり都市河川ほどではないが水質は良いとは言えない。流域の宅地化が進んでいると、堤防決壊の過去を踏まえ上流には砂防堰堤が数多く見られる。平野部に入り、名の由来となった「天満神社」の脇を通り、阪急宝塚線、国道旧176号を抜ける。この辺りから天井川となりJR宝塚線と交差する。

天神川(天満神社近く)

三面張りの天神川
「荒牧バラ公園」
 右岸に大阪短芸大キャンパスの建物地点から伊丹市に入り、荒牧バラ公園の脇を通り、中国自動車道、国道176号バイバスと交差し南進する。昆陽池公園北西端で直角に折れ曲り、同公園北辺をなぞりながら西進する。西野3丁目付近で天王寺川と合流する。天神川は、かっては昆陽池を経て玉田川として流れ、天王寺川とは別個の川だったが河川改修により天王寺川と合流した。コースは、荒牧バラ公園で少し時間をとった休憩にする。南欧風のおしゃれな園内一帯に咲くバラの観賞を楽しんでもらう。

荒牧バラ公園

バラは健在
「昆陽池」
 天神川の堤防に戻り伊丹市の「水と緑の散策道・天神川コース」を歩く。天神川は水は全くなくカラカラ状態、これを見ると雨が欲しくなる。ついダム湖の水が心配である。荻野地区では春日神社の説明をしながら天神川コースを楽しみ、伊丹スポーツセンター横から昆陽池北口に到着。この辺で天神川は水を見る、鴻池の支流からか。昆陽池西北入口、昆虫館から公園小径を通り南のスワンホール前広場で昼食休憩。休憩中雲の動きがあり雨つぶが顔にあたる曇り空心配する。。

昆陽池北付近の天神川

昆陽池公園(昼食)
「瑞ヶ池・緑ヶ丘公園」
 休憩後、昆陽池の自然池と浄水場水源の貯水池の説明などし、たんたん小径を通り「瑞ヶ池公園」へ、公園では「ワシントンの里帰り桜」や伊丹市の水がめ(貯水池)の説明し四季の花咲く花壇のある緑道を楽しみ歩き、「緑ヶ丘公園」に続く、緑ヶ丘公園では梅林跡の説明、今は桜。以前の梅林を知る人の話がはずむ、今回は「鴻臚館」の見学が出来た。

たんたん小径を歩く

瑞ヶ池

ワシントンの里帰り桜

鴻臚館(こうろかん)

緑ヶ丘公園下池
「伊丹両道」
 「臂岡天満宮」を抜けて国道171号から伊丹緑道北口に入る。伊丹段丘に沿って猪名野神社まで続く約1.4qの緑道、自生の巨木、古木が繁り市民に親しまれている散策道、白洲屋敷跡などもある。最終コース猪名野神社に到着し境内のムクロジ巨木など案内して今は市街地の参道を進み解散場所の三寺広場に到着。予定よりかなり早い時間で、心配していた雨にも合わずに終了する。

伊丹緑道

猪名野神社

宮前通り
 
エコグループ・武庫川

文/上田宏、撮影/平山   

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