UP 令和4年5月15日
181回武庫川エコハイク

「武田尾から高座山・名塩を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:令和4年5月14日(土) 9:40〜15:00  曇り  最高気温19℃
行 程:JR武田尾駅前集合(9:40挨拶・コース説明スタート9:48)〜温泉橋・名塩ハイキングコース入口(10:00説明)〜(名塩・武田尾ハイキングコース)〜急登道標10:30〜尾根〜読売ゴルフ場側道11:02〜362mピーク11:30〜メタセコイア並木11:40〜広場辻(昼食休憩12:00〜12:40)〜よみうりCC前12:55〜車道〜高座山北ゲート13:10〜高座山展望台13:25〜高座山公園事務所(ガンピ説明13:38/1348)〜車道〜R176〜名塩和紙学習館(説明休憩14:15〜45)〜蘭学通り(14:50説明)〜R176〜JR西宮名塩駅(15:05到着・安全確認・次回案内解散)  コース約12q 健脚向き
( )内は岡・平山担当の説明。当日配布資料(行程図説明書次回活動案内
参加者:50名(内訳:一般42名+スタッフ8名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは猪名川・川西市・神戸市灘区・東灘区・中央区・兵庫区・西区・吹田市・堺市・京都八幡市などの地域からも参加を得た。
所感:
 昨夜来の雨が上がったものの、怪しい天気で朝から問合せの電話が多かった。昼から晴れるという天気予報を信じて実施することにした。集合した人は50名とほどほどの人数である。今日のコースは西宮市が整備したハイキング道で歩きやすいものの、昨夜の雨で足元が滑りやすい。高座山から名塩のまちに下る山道はやめて車道を下ることに変更した。読売ゴルフ場までの登りは厳しかったが、コースの大半を占めるゴルフ場の側道と名塩のまち歩きは平坦であったため、長距離であったが落伍する人もなく、無事終えることができた。気温も低く、雨にも合わず、快適なハイキングであった。

武田尾駅前50名集合
「名塩・武田尾ハイキング道」
 駅前バス停広場で簡単なミーティングをして名塩武田尾ハイキング道起点に向かう。武庫川は昨夜来の雨で増水し、音を立てて流れている。武田尾温泉のアーチをくぐり温泉橋を渡った右側すぐが起点である。左へ20分ほど歩けば知る人ぞ知るシライトソウ群生地がある。今見頃であろうと思われるが本日は時間の関係でパス。いきなり崖を急登する。雫が衣服を濡らす。やがて左に水平道となる。山の斜面を巻いていく。左下は武庫川渓谷である。緑一色の森の道は展望はないが、キビタキやセンダイムシクイなど小鳥の声が耳に心地よい。

温泉橋を渡る

名塩・武田尾ハイキング道起点
 30分ほど巻き道を進むといきなり急登となる。その角にはベンチと西宮市の案内標識が立っている。20分ほどあえぐと尾根道となる。見晴らしはほとんどないが、木々の間から新名神高速や大船山が覗くところがある。尾根道は武田尾駅に戻るように続く。駐車場が垣間見える。

東へ水平道を歩く

金属製の道標
「読売ゴルフ場」
 読売ゴルフ場の側道に出てきた。地形図を見るとわかるように、ゴルフ場は東側の宝塚クラシックゴルフ場と同じ標高約300mの台地上にあるが、これは100万年前の六甲山隆起とともにできた地形である。その間を流れる武庫川は隆起に打ち勝って浸食を続けた先行河川でV字谷を形成している。

尾根道

よみうりCC側道に出る

側道の道標
 舗装の側道歩きが始まる。名塩武田尾ハイキング道の道標がところどころに立っている。ゴルフ場との間は高いフェンスで仕切られているがフェアウエィやプレイヤーの姿が見える。トーナメント開催日はハイキング道は通行禁止になる。メタセコイア並木がある。その数40本、気づかずに歩いた人もいたとか。三叉路の小広場で昼食休憩をとる。立木に隠れて昭和61年UR宅地造成の看板がある。バブル崩壊の今はメガソーラーとなっている。昼食後、さらに側道を歩き、名塩・武田尾ハイキングコースの一方の起点、よみうりCC前に到着する。

メタセコイア並木

よみうりCC

よみうりCC前 名塩・武田尾ハイキング道起点
「高座山」
 バス停があるが朝夕3本しかない。車道を下り、高座山北ゲートを入る。がんぴの里「高座山ふれあいの森」として整備されたが、荒れ放題で看板が雑草に埋もれていた。山頂の展望台からは立木が伸びて何も見えない。希望者は三角点(四等)を確認して、高座山公園に下る。幸いに今日はグランドを使用していたので管理事務所のトイレが使えた。和紙の原料となるガンピがどこにあったかわからなかった人のためにスタッフが説明する。

高座山

高座山北ゲート

和紙の原料となるガンピ
「名塩」
 高座山公園から車道を名塩のR176に下りる。名塩は嘗て名塩千軒といわれたほど村人は和紙づくりに関わっていた。現在は谷徳製紙1軒だけになってしまったが、名塩に和紙をもたらした紙祖東山弥右衛門の墓はコース変更のため訪ねることができなかった。バイパスができて車が少なくなった通りを歩く。和紙学習館でトイレ休憩のつもりがビデオ放映が始まったため長時間の休憩となった。蘭学通り、名塩で生まれた尾形洪庵の妻八重夫人の胸像の前で名塩蘭学塾の説明をして西宮名塩駅に向かう。車道を歩いたため予定より30分早く到着、次回天神川の案内をして解散する。歩数計は25000歩を越えた。

尾形洪庵の妻八重夫人の胸像

蘭学通りを歩く
エコグループ・武庫川

文・写真/上田・平山   

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