UP 令和4年5月4日
180回武庫川エコハイク

「ブイブイの森から新三田」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:令和4年4月30日(土) 9:40〜14:30   晴れ  最高気温19℃
行 程:神鉄横山駅前集合(9:35挨拶・コース説明スタート9:40)〜ブイブイの森(9:45三田市南公園/武庫・狭間・狭間の森の説明)〜フラワータウン外周道〜北摂三田高校〜弥生の森小径(10:32説明)児童公園・緑道〜神戸三田IC北交差点(11:15)〜池尻交差点(11:21)〜あかしあ台交差点〜天理教研修C〜有馬ゴルフ側道〜井上バラ園〜沢谷川源流二つの溜池(12:05〜12:40昼食休憩)〜ヒノマルガーデン〜沢谷川(カルチャータウン南端/説明)〜カルチャータウン(兵庫村/説明)〜関学東公園(13:05ファミリーマート前・関学バス停◆一次解散場所/健脚組13:15スタートJR広野駅へ(バス組13:35発乗車、新三田駅14:00着)〜内神川〜JR広野駅(14:20到着・安全確認・次回案内解散)
◆全コース約 15km 一般向き
( )内は岡・平山担当の説明。当日配布資料(行程図説明書次回活動案内
参加者:69名(内訳:一般61名+スタッフ8名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは猪名川・神戸市灘区・東灘区・中央区・兵庫区・西区・三木市・吹田市・箕面市・豊中市・堺市・大阪市淀川区・西淀川区・都島区・阿倍野区・城東区・奈良市・奈良葛城市などの地域からも参加を得た。
所感:
 本日は朝から快晴、しかし集合場所「横山駅前」は少し肌寒い風もある。ゴールデンウイークが始まる。先日は雨天、明日は雨予報、その狭間の今日は晴天で大変ありがたい。4月度は事情あって3回の活動になり心配していたが、集合30分前には大阪・神戸など遠方の方早く、時間には60人の多数の参加を得ました。
挨拶とコース説明して予定時にスタートする。説明で参加者が多い場合、長い列となり時間差が広がり最終解散時で皆さんに負担をかけるので、健脚組は先頭歩きで、一般の方が続く、2グループになってもよい説明者もついて案内する説明をする。

神鉄横山駅集合
 駅前から5分ほどで「ブイブイの森公園」入口、ニュータウン南の外周に出来た公園と変な名前の公園の説明をする。
武庫・狭間・弥生の森とは、武庫が丘、狭間が丘、弥生が丘の住宅地として開発されたフラワータウンの南端周辺緑地を対象にいいます。まちなかの里山林を「ブイブイの森クラブ」が里山公園として整備している。未整備だった落葉樹・照葉樹の森の整備、湿地の復元工事、散策用の山道の整備などの活動をしている。昔は炭焼きを目的とした山地であった。落葉樹の高木はコナラ・アベマキなどが多く、その木の樹液を食しにカナブン(コガネムシの仲間)などが多く集まってくる。カナブンのことを地方ではブイブイという、飛ぶときの羽音ブイブイ(兵庫)からきた名前とも(大阪では「ブンブン」という)。そんなことから市民投票で名前が付いた森。

ブイブイの森は北摂里山博物館No24

三田幹線(右)に沿ったブイブイの森
 近年、カシナガキクイムシによるコナラ大木の被害が多く発生、対策活動も取り組んでいる。
ここの活動の素晴らしいのは、市民ボランティアと研究機関「人と自然の博物館」と行政(三田市)が三位一体となり活動していること、又、里山を通して市民、子供たちに生物多様性の理解を深めてもらう為の環境学習を支援していることである。
そんな説明しながら森を歩く。山道は歩きやすく整備されていて道脇のタンポポ・ブタナ・スミレなどの花が気持ちを和ませてくれる。森はつる物が処理されて明るい、以前来たとき(2年前)と変わった感じ、今は藤の花の時期だが見られない、湿地周辺の手入れも進んでいる。外縁に沿った散策路は三田市と神戸市北区の境になる。神戸市側は民地の為、未整備で落葉樹・照葉樹の混交林で暗い。

ブイブイの森を歩く

ブイブイの森展望所から北摂の山々
 ブイブイの森を出て外縁の側道から弥生の森の散策路を進む、道沿いではササユリの発芽・若葉が多数見られた、もうすぐ楽しい季節だと思いながら森は終わり神戸三田IC北交差点に出る。

弥生の森

池尻交差点からあかしあ台方面を見る
ここから車道側道歩き、池尻、あかしあ台、天理教研修Cから有馬カンツリークラブの側道を歩く。50分程で沢谷川源流の二つのため池に到着して昼食休憩とする。気持ち良い天気であった。

井上バラ園からカルチャータウンを望む

沢谷大池で昼食

沢谷棚田を歩く

沢谷川流域の風景
 ゆっくり休憩して、沢谷川沿いの棚田農道を下りカルチャータウン兵庫村に入り、関学三田キャンパス東公園に到着(順調な時間で約11q)。本日はここで安全確認して一次解散する。早いペースで歩いたためまだ13時を回ったばかり。健脚組約20人は内神川からJR広野駅まで4kmを歩く。バス組はJR新三田駅へ約10人が乗車。さらに神鉄ウッデイタウン駅やJR新三田駅まで歩く人もあった。雲一つない好天に恵まれ、快適なハイキングを楽しむことができました。

カルチャータウン学園前通りを歩く

東公園 西の谷大池

関学三田キャンパス前で一次解散

JR広野駅へ内神川を歩く
<余談>
 「横山駅」で思い出したこと。昔(60年ほど前)「エンタツ・アチャコ」横山エンタツと花菱アチャコで知られ、しゃべくり漫才の祖となった人気漫才師。横山エンタツは有馬郡三田町(現在の三田市)の出身で、「横山」の屋号は当地に由来するとされる。「横山」を名乗る一門に弟子の横山ノック、孫弟子の横山やすし、曾孫弟子の横山たかし・ひろしなど。
エコグループ・武庫川

文/上田 宏、写真/平山   

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