「武庫川渓谷と桜の園ハイク」実施報告

日　時：令和元年(２０１９年)１１月２３日（土）９：４０〜１５：００ 　快晴

行　程：集合：JR西宮名塩駅前(9：40−50挨拶配布資料説明と名塩地区の説明)〜塩瀬中学(説明）〜尼子谷川(説明)〜保護樹楠と基準点(説明)〜くらがり街道(丹波街道と集落説明)〜廃線跡(旧福知山線説明)〜武庫川ビオトープ(紹介説明)〜名塩川合流点(川の合流状態と旧ﾘﾊﾞｰｻｲﾄﾞ住宅説明)〜高座岩(説明)〜第1ﾄﾝﾈﾙ入口・ダム計画案地(ダム計画中止と河川治水対策等説明)〜北山第２ﾄﾝﾈﾙ入口(渓谷岩場の説明とトンネル)〜溝滝ﾄﾝﾈﾙ入口(渓谷のﾎﾟｲﾝﾄ地/伝承等説明)〜第２橋梁(武庫川の難所/洪水時の状態と災害説明)〜桜の園景観ﾎﾟｲﾝﾄ(説明)〜親水広場(11：50-12：40昼食休憩/櫻守の説明)〜桜の園周遊(園内周回紅葉のﾎﾟｲﾝﾄ案内―城が丘13：10亦楽山荘13：25育樹の丘13：35親水広場13：50)〜新田川・僧川(説明)〜温泉橋(14：20参加者確認・次回の案内して一次解散/あと武田尾温泉コース案内し武田尾駅で解散15：00)
(　）内は森本担当の説明。当日配布資料(行程図・説明書・参加者へのお願い・次回活動案内

参加者：１０１名（内訳：一般９３名＋スタッフ８名）
　一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市・丹波篠山市の流域全市からの参加の他、流域外からは川西市・芦屋市・神戸市東灘区・須磨区・垂水区・明石市・高砂市・豊岡市・豊中市・吹田市・茨木市・摂津市・高槻市・大阪市淀川区・西淀川区・大正区・東成区・大阪狭山市・河内長野市・宇治市などの地域からも参加を得た。

所　感：
　本日は朝から快晴、さわやかな天気である。朝・晩の気温の変化も本格的になり山の紅葉も一気に進みました。10月の高温では、サクラやモチツツジ・ミヤマシキミなど色々な「狂い咲き」の花を見かけた変な陽気でしたが驚く変化です。冬は着実に近づいているようです。今年は暖冬と云われているが、暖冬中に大寒波が来るのではないかといらぬ事を考えてしまいます。

「スタート」

　集合場所、名塩駅改札口デッキは見る見るうちに一杯になり100名近い多数の参加者となる。天気予報で、あす日曜日の天気が下り坂予報もあってなのかと思ったりする。受付時に参加者に聞くと、武庫川渓谷は案外初めての人もかなりありました。今回はスタート時で資料説明と注意事項など出来るだけ詳しくする(前回・千苅コースで、途中でリタイヤする人が出て渋滞し、前方との間隔が開きコースアウトするグループが発生した)。本日の名塩駅前は、他の団体や一般のハイカーで一杯。団体での案内は難しくなるので各スタッフの活動を重要にする。そんな指示をしてスタートする。

西宮名塩駅からスタート

塩瀬・くらがり街道では、いつものような案内をして廃線跡へ進む。少し歩いただけで汗ばみ暖かく早々に上着を脱いだ。廃線跡へ入る。

くらがり街道を歩く

西宮市保護樹クスノキと水準点

「廃線跡」

　生瀬と名塩ルートからの合流点では混雑、人が沸いて出たような状態であった。今日の武庫川の流れは少し静か、白く盛り上がった急な勢いが弱い、このところ雨量が少ない。ポイントでの説明も停滞し迷惑をかける。ゆっくり景観を楽しむというより満員の祭りの参道を歩いているようであった。。

廃線跡を歩く　名塩川鉄橋付近

北山第1トンネルを出て

武庫川の流れは静か、川面に紅葉が映る

　10時過ぎ、第1トンネル入口では、武田尾方面から来る人も増え混雑する。廃線跡の道は塩瀬から武田尾までハイカーでつながっているのではないかと思われる状態である。第2トンネル入口のポイントは、滝の落ちる水は見えない、しばらく雨が少ないから、樹木も茂り岩場も隠れる。紅葉で楽しむポイントに変わる。廃線跡の道は通して草刈りが出来ていて人出が多くても歩きやすかった(櫻守の会も草刈り作業に協力している)。親水広場には丁度昼前に到着、紅葉は8割がたの色づくりか。広場は満員で昼食休憩の場所取りが大変であった

天狗岩

武庫川第2橋梁

長尾山第1トンネルを出る

親水広場の紅葉

親水広場でお昼

「桜の園」

　昼休憩後、桜の園周遊まえに「亦楽山荘」とボランティア団体「櫻守の会」の活動紹介する。本日は定例活動日で担当者にコース案内を依頼してスタート。モミジの道を登る。谷筋のモミジは6割方の進行か青さが残る。城が丘ではタカノツメ・ウリハダカエデ・ダンコウバイ・コガクウツギなど黄色の紅葉が鮮やかで楽しめた。続いて亦楽山荘のポイントでは赤い紅葉が最高の色づくり。滝から流れ落ちる水の湿気と深い渓谷の日照がつくる鮮やかな色、育樹の丘へと続く最高のポイントです。昨年より赤の色が綺麗に感じた。紅葉のスポットで満喫して楽しんで親水広場へ下りる。14時前、広場の人は少なく帰路につく。

親水広場で桜の園の説明

最終コース温泉橋で全員の安全点検と次回の案内をして１次解散。あと、希望者で武庫川右岸から武田尾温泉コースを案内して武田尾駅へ。全員無事確認し解散(15時)。

文：上田 宏/写真：夏目　　　

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