UP 2018.7.15
135回武庫川エコハイク

「桜の園から安倉山・大峰山を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成30年(2018年)7月14日(土) 9:40~14:30 晴れ
行 程:JR武田尾駅9:40~廃線跡~親水広場10:20~もみじの道・どんぐりの道~城ヶ丘10:40~赤松展望所11:10~つつじガ丘展望所11:25~安倉山11:55~鞍部(12:15~昼~12:50)~大峰山13:15~四ツ辻(基準点)13:55~林間広場14:05~育樹の丘14:15~さくら道~エントランス広場14:30(解散)・・・・JR武田尾駅  歩行8km
案内担当:森本、浜野、岡。説明内容は配布説明書参照。 当日配布資料(行程図説明書次回行事案内
参加者:84名(内スタッフ6名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市・篠山市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・神戸市灘区・長田区・須磨区・西区・高砂市・三木市・豊中市・吹田市・箕面市・茨木市・大阪市淀川区・北区・中央区・福島区・住吉区・住之江区・摂津市・東大阪市・堺市・富田林市・生駒市・京都市北区・山科区・京丹後市峰山町などの地域からも参加を得た。
所 感:例年より梅雨明けが早く、今日も朝からカンカン照り。大阪の気温は今夏最高の37℃を予想、高温注意報が発令された。トップニュースは西日本豪雨災害だが、次いで高温と熱中症に関する注意である。このため今日の参加者は少ないと思っていたが、武田尾駅に集まった人は84名とまさかの大人数。エコハイク参加者は暑さをものともしない元気いっぱいの人たちだ。さらに京丹後市峰山町3名、京都市山科区2名と遠方からの参加者があったことに驚く。インタビューしたかったとリーダーの弁。スタートの挨拶では、今回のエコハイクは、桜の園外周の遠見の道から安倉山を回って大峰山に登り、立合新田に下ることを考えていたが、下見の結果遠見の道の厳しい登りと立合新田への道の大荒れで団体で歩くことは困難と判断しコース変更したことと、同時に熱中症の注意を喚起する。体調が悪くなったら早めに手をあげて、途中リタイヤをいとわないように。

武田尾駅改札スタート挨拶 参加者84人

武田尾駅をスタート
 武田尾駅から親水広場に向かって歩き始める。台風や大雨で冠水を繰り返していた旧武田尾駅前地区は嵩上げ工事が終わり、住宅の建設が始まっていた。反省会でお馴染みのH商店も11月には帰ってくると聞く。僧川合流点付近の改修も終わりに近く、展望広場が出来上がり、トイレの建設中であった。今回の西日本豪雨災害ではバックウォーター現象により支流が本流に合流できず大水害となったところがあったが、僧川はスムーズに武庫川に合流できるよう対策がなされている。今回の豪雨で武庫川の氾濫がなかったのはこのような洪水対策ができていたためだろう。廃線跡の長尾山第3、第2トンネルを抜けて親水広場に到着する。

僧川合流点から大峰山を望む

桜の園入口
 桜の園からリーダーは若手H氏に交代する。櫻守の会でボランティア活動を続けている責任者の一人である。もみじの道、どんぐりの道を経て城ヶ丘広場へ到着する。ここまでは足慣らしだと新リーダー、木陰の道は思ったより涼しい。ここから遠見の道の赤松展望所へは標高差130mの急登である。林間の道だが途中展望が開けるところがある。体力差で休憩する人が増えて、隊列が乱れる。赤松展望所360mに到着する。立木が伸びて展望はいまいちである。日差しが暑く、木陰を求めてしばし休憩する。

もみじの道を登る

城ヶ丘広場

遠見の道 赤松展望所360m
 ここからは先発組と後続組に分かれることとなった。筆者は後続組をサポートすることになった。先発組との時間差は10分ぐらいである。今日一の展望スポットつつじガ丘展望所(375m)からは眼下に武田尾、正面に新名神高速宝塚北SA、遠く北摂・丹波、東播磨の山々が望まれた。展望図が設置されており、山名が詳細に記されている。櫻守の会の製作だが標高や距離まで書かれた力作である。60km先の雪彦山916mまで見えることに驚く。


つつじガ丘展望所
 遠見の道はここから満月滝に下っていくが、我々は少しバックして安倉山への分岐に入る。この山はマニアックなヤブ山好きでなければ行くことない山である。宝塚市安倉地区の共有管理の山のようで、周囲に安倉財産管理組合名で「安倉山」看板が何枚も掲げられている。自然林に覆われたフラットな山で初めての人にはどこが頂上かわからない。筆者は10年以上前に訪れたことがあったが、GPSで三角点のある頂上をやっと発見した。踏跡程度の登山道から枝道を辿って行くとICタグのついた4等三角点465mが鎮座していた。

安倉山看板

安倉山4等三角点465m
 12時を回った。先発組は大峰山麓の鞍部で昼食を摂っているようだが、後続の我々はゴルフ場への分岐、安倉山看板下でお昼とした。木々に覆われて、時折そよぐ風が心地よい。昼食後先発組に少し待ってもらって、やっと全員が一緒になった。大峰山への直登標高差100mが始まる。赤松展望所への登りに続いて、今日2番目の難所である。本日の最高峰、3等三角点の大峰山552mに到着、三角点を囲んで小休止する。

大峰山山頂552m
 あとは下るだけだが、急傾斜が続き立木を掴みながらの下山である。立合新田への分岐、基準点の埋まる四ツ辻で再び休憩する。桜の園まであと一息である。桜の園林間広場、育樹の丘、さくら道を経てエントランス広場へ遅れて降りてきた。ここで解散とする。足がつったり、滑って転んだという人があったものの熱中症にかかった人もなく、全員無事に下山することができた。

大峰山の下り

四ツ辻 基準点

さくら坂を下る
汗にまみれた体を清流でぬぐい、着替えて家路につく。京都で38℃を記録したとのニュースではあったが、安倉山・大峰山の林間の道はさほどの暑さは感じなかった。最後に、前日の下見で登山道の倒木処理していただいたスタッフに感謝申し上げます。お疲れ様でした。
文・写真/平山   

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