平成30年4月7日

第131回武庫川エコハイク

 南矢代から藍本の桜づつみ回廊を歩く実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成30年(2018年)4月7日(土)10:30~13:40  天 候:晴れ薄曇り
行 程:
 南矢代駅前(挨拶・コース説明10:00発)―田松橋・曙橋(田松川・真南条川説明)―武庫川起点(2川合流起点の説明/高仙寺説明)―真栗浄化センター(説明)-篠山産業高校―船瀬橋(河川改修工事説明)-古市浄化センター・山口橋(説明/小休憩10:53)―古森公民館・丹波旬の市(トイレ休憩11:30)―神橋(説明)-JR草野駅前(昼食休憩/説明11:53~12:30)―草野橋右岸―宮前橋(国境の松/封人の松碑説明)-細田橋((摂丹国境碑説明)-用水管(サイホン式送水管/丁子淵民話説明)―白坂橋(絶滅危惧種ノウルシ等説明)-日出坂洗い堰(洪水被害と河川整備工事とボランティア活動等説明13:10)-前田橋(丸山砦跡と地域活動説明)―丹波街道(日出坂峠等説明)―JR藍本駅(最終確認し、次回の案内して解散13:40)。( )内は森本担当の説明。当日配布資料(行程図説明書次回行事案内 帰路:丹波路快速大阪行1357発乗車。
参加者:58名(内スタッフ7名)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市・篠山市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・神戸市灘区・長田区・垂水区・三木市・豊中市・池田市・大阪市中央区・北区・堺市などの地域からも参加を得た。
所 感:
 南矢代駅前は晴れている。空はうす雲が隣り合わせに迫っている、少し肌寒い。今回はJR篠山線の本数が少なく40分着の1本に参加者の集合が集中する、51名の参加を得た。地元篠山市の方の参加が8名あった、さすがに大阪・奈良の方は少なかった。桜の開花は年によって変わり当たり外れが生じる。今年はおかしな天候で3月中旬に入り急速に気温が高まり開花が早まる。時期を早めたがソメイ中心の花見は終盤になってしまった。それでも篠山では温度差もあり花は残りオオシマザクラは満開を迎えていた。

南矢代駅スタート挨拶

真南条川づつみのソメイヨシノ(曙橋より下流を見る)
 今回のテーマ「桜づつみ」とは、河川用語で、洪水から堤防を守るために必要な堤防断面に加えて堤防の市街地側に土を盛り、そこに桜を植栽するもので。これは堤防を強化すると共に、積極的に良好な水辺空間の形成を図ったものです。丁度、当野地区で近年工事した場所を見ることができる。今回は武庫川流域の桜づつみ回廊のスポットの一つ、当野から草野・藍本の桜並木歩きの企画である。
 南矢代駅前をスタート、すぐそばに武庫川の起点がある。武庫川の県管理起点は、田松川と真南条川の合流点にある。二つの河川を説明する。又、丁度向かいの山裾に見える寺院、高仙寺の説明をする。中世この一帯、南八代城、松尾山城、大沢城から古森の油井城など酒井党一族の領地であったが、明智光秀の丹波攻略で滅亡した歴史などを説明する。今日の武庫川は雨の後で水量は多い。

田松川は人工河川(田松橋より上流を見る)

武庫川起点
 当野地区の桜並木は満開を過ぎているが、オオシマザクラが満開で楽しみをもらう。豊かな緑と澄んだ空気が心地よい花見を満喫できた。また、この辺りの堤は古森までオドリコソウ(貴重種植物)の群落が続く貴重な場所である。古森の旬の市でトイレ休憩と地場産の野菜などの販売店に立寄るが、商品は少なかった。

桜づつみ回廊を歩く(当野)

桜づつみ回廊(当野・岩鼻橋より)

天神川が合流(古森)

草野へ続く桜回廊

草野駅
昼食場所は設備のある草野駅前とする。丁度、食事時間帯に雨がぱらつき寒い休憩時間となる。早めに先に進める。草野地区の桜並木を歩き日出坂へ。摂丹国境地点で、封人の松、国境碑、日出坂峠、民話など説明して日出坂洗い堰へ進む。途中、絶滅危惧種ノウルシの群生地など貴重種が残る場所の説明をする。

若狭舞鶴道

摂丹国境碑

まだまだ続く桜回廊(日出坂・白坂橋より下流を見る)
洗い堰では自然環境を守るための多自然型川づくりの取組み、近くの丸山砦跡での市民活動など説明して藍本駅へ進める。途中、藍本宿、虚空蔵山の説明をする。JR藍本駅前で最終の全員無事確認をし、次回の案内をして解散する(13:40)今回は、天候を見ながら早めの行動をした関係で、予定より1時間程早めの終了であった。

日出坂洗い堰

丹波街道(藍本宿)
   文/上田 宏、写真/平山

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