平成29年2月14日

117回武庫川エコハイク 

「西谷から多田銀山を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成29年(2017年)2月11日(土)9:20〜14:30  天 候:晴れ(寒波襲来)
行 程:
 JR武田尾駅前阪急田園バス乗車(9:33発)・・・・西谷支所前下車(トイレ休憩/挨拶・コース説明10:10スタート)―ごろく山里(桜園と周辺の説明)―八大竜王祠(10:40説明)―大原野竜王山(説明小休憩11:05〜11:15)―(ロープ張り先行)−ソエ谷峠(11:45説明昼食休憩・第2グループ11:54到着合流(第2の行程-武田尾バス10:48スタート・・・前田橋下車・近畿自然歩道―ソエ谷峠)休憩12:20)―近畿自然歩道―多田銀山(13:30説明)−金山彦神社・青木間歩―悠久の館(14:00到着・銀山案内者の説明/全員無事確認解散14:30)―白金2丁目バス停(バス)・・・・阪急川西能勢口駅
*健脚組延長コース(14:30):悠久の館―多田銀山(間歩)―近畿自然歩道―村上新田―猪名川総合公園(バス)・・・阪急川西能勢口駅(希望者参加により実施した)
(本日のルート)
 @西谷支所→3.1km→ソエ谷峠→2.9km→多田銀山(周回)−悠久の館→1.5km→白金バス停(約8km)
 A前田橋→2.2km→ソエ谷峠・・・(Aルート約7km)B健脚コース:多田銀山→4km→総合公園
  当日配布資料(行程図説明書次回3月行事案内
参加者:53人(内スタッフ8人)

 一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・神戸市北区・三田市・篠山市の流域各市からの参加の他、流域外からは神戸市長田区・須磨区・垂水区・三木市・川西市・猪名川町・池田市・大阪市東淀川区などの地域からも参加を得た。
所 感:
 最強寒波襲来、週末さらに大雪も。特に日本海側は記録的な積雪で大変な状態である。こんなニュースが連日報道され前日から多くの問合せがあった。当日の朝、宝塚の街中は雪も見ず、冷え込んでいるが晴れている。安心して武田尾駅に着くと、一面真っ白の雪景色、西谷は違った。雪を見ると寒さも増してくる、そんな中集合場所には電車が着くたびに参加者は増え40人を超した。今回はバスが中型なので乗車人数を心配して1時間後の第2コースを準備し、対応するスタッフ2名が残りスタートする。
 武田尾駅前からバスで西谷支所前下車。一面真っ白な雪景色である、しかし、車が通った後消える程度の積雪である。郵便局の広場で挨拶とコース説明。本日は第2コースを準備し途中合流する説明などしてスタートする。バス到着場所は西谷の拠点ゾーンで「西谷ふれあい夢プラザ」や公共公益施設が集積している所である。県道沿いの西谷支所から農道、山道を登り、ごろく山里桜の丘へ、風は冷たい。ごろく山里は、地元の有志が町おこしで里山を整備して桜を植樹して桜園をつくる。桜、水仙、花の園のふれこみである。山の手入れもされて、樹木も大分育ち良い花見ができそうである。ここから八大竜王祠(地元では通称竜王山)へは階段道が整備され祠も手入されている。山上展望所から大原野が一望できる。大原野地区は通称東部、中部、西部と呼ばれる事が有る。東部には竜王山が、中部には天狗山と布見竜王山が、西部には猪倉山などがある。そんな説明を受けながら展望を楽しみ次の大原野竜王山へ進む。大原野竜王山(366m)頂上は周囲樹木で覆われ展望は出来ず三角点を確認するぐらいである。竜王山からソエ谷峠へは距離は短いが、多くの倒木があったり(下見時に処理した)、崩落個所がある。先発隊が出て安全確認とロープ張りをする。
 風の通る尾根道は冷え込み乾いた落葉や雪を踏み歩き、崩落個所では渋滞したが無事通過しソエ谷峠に着く。予定通りの到着で昼食休憩となる。峠の広場は幸い日当たりが良く風も弱くゆっくりと休憩出来る。第2コース組も10分遅れで到着合流する。前田橋からの自然歩道ルートは、楽なコースで良かった感想を聞く。
 昼食後、ソエ谷峠から少しの下り道は洪水時に荒れた道、ジャリを入れた跡が残るが足元が悪い、又、大規模に崩落した個所もあり荒れた状態である。谷筋の所々で根を付けた流木の山が見られ洪水被害の後が見られる。銀山入口までの道は約4qあるが全て下りなので楽であった。
 多田銀山入口、神社前で小休憩。鉱山の神様金山彦神社と坑道内を体験見学できる青木間歩を案内して悠久の館へ。悠久の館で全員説明者の解説を聞き展示物の見学を済ました後、本日の安全確認と次回の案内をして解散する。
 一次解散後、健脚組希望者で銀山から北進する自然歩道コースを猪名川総合公園まで約4qをスタッフ同行案内で25名の参加があった。
 余談であるが、鉱山発見の目安になる植物「ヘビノネコザ」シダの説明を聞く。鉱山の周辺や、重金属の多い地域に生える植物である。シダを探して鉱脈を見つける事もしたとか。重金属を蓄積する植物(カドニュウム、鉛、ニッケル・・・)は、他にハクサンハタザオ(アブラナ科)、シロイヌナズナなどがあり、猪名川流域や五月山、箕面などでもよく見る事が出来る。
 今回の振り返りとして、問合せで、アイゼン不要と伝えた事は失敗だった。バス乗車(田園バス)の都合で第2便を準備した事は良かった。但し、今回はコースが組めたからであるが。参加者の中に1名、普段の革靴の方があった、注意したが危ない、事前に服装などの注意を徹底したい反省である。
文:上田 宏

 写 真 : 平山元哉


西谷支所前から竜王山を見る

ごろく山里から竜王山参道に入る

竜王山(八大竜王祠)

近畿自然歩道を歩く(Bコース:添谷池付近))

ソエ谷峠で昼食

一の谷池

多田銀山歴史街道で
金山彦神社へ

青木間歩に入る

銀山橋と悠久の館
     

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