平成28年4月16日

第108回武庫川エコハイク

 「武庫川渓谷と桜の園ハイク」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成28年(2016年)4月16日(土)9:40〜15:00  天 候:快晴
行 程:
JR西宮名塩駅改札口デッキ(集合9:30バス停広場で挨拶とコース説明/廃線跡の近況、名塩駅とニュータウンの街など説明9:50スタート)―塩瀬地区(説明)−尼子谷川(説明)−クスノキ巨樹(保護樹と三角点等)−くらがり街道(街道の説明)−廃線跡・名塩川合流点(注意看板の説明/洪水災害と旧リバーサイド住宅跡等説明)−どん尻川合流点(説明)−高座岩(説明)−ダム計画地(10:35計画中止の説明)−北山第1トンネル(説明)−十国の瀬と滝(空水の滝説明)−北山第2トンネル(説明)−重次郎ヶ渕(説明)−溝滝(渓谷の魅力説明)−武庫川第2橋梁(説明)−長尾山第1トンネル(洪水災害時の説明)−景観ポイント(桜景観とツメレンゲ群生地/土砂崩れ跡等説明)−親水広場(12:00〜12:40昼食休憩/亦楽山荘と櫻守の会活動紹介)桜の園周回(もみじの道・・城が丘・・隔水亭・・育樹の丘13:30・・さくらの道)−長尾山第2・3トンネルー新田川(説明)−僧川改修工事現場(説明)−温泉橋(14:30旧武田尾駅跡と周辺の説明/最終の挨拶・確認・次回案内し一次解散)−希望者で右岸周回(右岸道洪水浸水場所/オニグルミ群落貴重植物の生息地)―水管橋(説明)−武田尾橋(橋と武田尾温泉/洪水被害と護岸工事中の説明)―JR武田尾駅(15:00解散)
(  )内は案内担当森本の説明。当日資料(行程図説明書次回5月の行事案内

参加者:69人(内スタッフ6人)
一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・池田市・箕面市・神戸市灘区・長田区・須磨区・垂水区・西区・加古川市・三木市・朝来市・姫路市などの地域からも参加を得た。
所 感:
本日、集合場所名塩駅前は快晴でハイキング日和である。まず朝の挨拶で先日発生した熊本地震の災害お見舞いを申し上げて開始する。
 この時期、昨年は100回を記念した縦走シリーズで篠山から三田の桜づつみ回廊を歩いた。渓谷と桜の園を歩くのは久しく感じる。今年もヤマザクラの開花が早まり満開の時期が外れたので気になったが60人を超す参加者を得た。事前問合せでは初参加の方が多くあった。
 廃線跡ハイキングコースの開放について本日の新聞記事でも掲載があった(産経)。この5月連休あけから、半年間閉鎖して安全対策工事をして、11月の紅葉時期には楽しめると言う事である。
 名塩駅前から塩瀬のくらがり街道を歩いただけで汗ばんでくる、暖かい日和である。それにしても、今日の街道は車両の通行が多かった、裏道バイバスの抜け道になっているのか・・・。
 廃線跡に入る、武庫川は先日の雨で水量多く白く濁り気味の水であるが勢いがある。
 渓谷の山は白い花でいっぱいである、白い花マルバアオダモが満開なのだ。タムシバが終り、アオダモの時期である。アオダモの木、こんなにあったのか咲いた花で気が付く。ヤマザクラは赤み付いた葉色に変わり次の花に譲っている感じがする。渓谷の景色、魅力の発見である。
 ダム計画地で休憩かねて、ダム計画中止いつもの説明をする。今日の参加者、通るハイカーも含めて案外知らない人が多かった。最高の天気で団体など含めて多くのハイカーと出会う。
 西谷方面での言い伝えで、白い花の多い年は雨が多く、赤い花の多い年は日照りと言う、白い花はタムシバ、赤い花はコバノミツバツツジである。今年は白花が優位の状況のようである、水害が出ないことを願うとハイクの下見時の取材で聞いた話を紹介した。
 トンネルも人気の一つである。その中でコウモリの観察がある、キクガシラコウモリで多い時、数十頭が休息している事が有るが、今回は、まったくいなかった、ハイカーが多い原因なのか、少しさみしかった。渓谷沿いのフエンスに絡み付いているアケビの花を見つけて写真を撮る人、「空水の滝」も活きよいよく水を落としている風景写真を楽しんでいる人それぞれである。
 2橋梁では、いつも景観と洪水災害時の説明してトンネル出て景観ポイントで桜の花の山風景を楽しんでもらうのだが今年は見れなくて残念である。この付近で説明している人だかり、ツメレンゲの若い株が石垣に芽吹いている、2・3年前から群生地で評判になった所である。
 親水広場には丁度12時に到着、ゆっくりと昼食休憩をとる、今日は暖かく多くの人が河原より木陰を選んでの昼食休憩だった。
 昼食休憩後桜の園へ、ほぼ全員の方が周回を楽しむ。最終の温泉橋には予定の時間に到着。全員の確認をし、次回の案内をして一応一次解散とする。あと希望者40人程で右岸を周回案内する。
 武田尾温泉地では、現在大規模な護岸工事中、洪水時浸水被害の出る場所だ。西宮市側の「マルキ旅館」は解体され新築計画があるとか。最終コースを案内し予定時間に終了して、全員無事を確認して解散する。
写真:

名塩スタートミーティング

新緑の武庫川渓谷

北山第1トンネルダム建設予定地

武庫川第二橋梁を渡る

展望広場から桜の園の展望

桜の園入り口親水広場で

もみじの道を登る
育樹の丘東屋で

葉桜となった桜坂のヤマザクラ

廃線跡のオオシマザクラ
      文・写真:平山元哉氏

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