平成27年2月14日

第94回武庫川エコハイク

 「藍本から相野川を広野まで歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成27年(2015年)2月14日(土)9:50〜14:10  天 候:快晴
行 程:
 JR藍本駅前(9:50挨拶/コース説明、松下氏紹介と藍本の歴史説明)−酒滴神社―石鳥居・転石・遊郭跡・道標(等説明)−大安橋(松下氏コリヤナギ護岸等説明)−昭和橋―いぼころり地蔵(説明)−戦争遺跡・地下工場跡(菊田氏の説明)−藍小学校―西相野分水界(説明)−上相野分水界(相野川分水界説明)―大龍神社―相野川起点―JR相野駅(11:40小休憩)−ふれあいと創造の里(12:05〜13:00昼食休憩)−昌林寺―洞橋(相野川拡幅説明)―打場橋(土地改良区記念碑説明)−相野川・武庫川合流点(説明)−JR広野駅(次回の案内と27年度活動計画説明し解散14:10)
(  )内は案内担当:森本の説明項目、当日資料(行程図説明書次回3月行事案内)、平成27年度(2015年度)活動計画

参加者:
70人(内スタッフ6人)

 一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市・三田市・神戸市北区・篠山市の流域各市からの参加の他、流域外からは豊能町・猪名川町・川西市・豊中市・池田市・芦屋市・神戸市垂水区・須磨区・長田区・三木市・池田市・門真市・大阪市東淀川区・中央区などの地域からも参加を得た。

所 感:
 本日は朝から快晴に恵まれてまさにハイキング日和である。JR便が少ないので集合時間便に集中、受付で混雑する。参加者は70人と各地広範囲から多数の参加を得た。地元三田市より14名の参加、藍本からも数名あった。
 朝の挨拶の後、特別参加いただいた松下氏(日出坂せきもりの会代表)に摂津と丹波の境の町、藍本地域の歴史の話をいただく。中でも藍本宿は遊郭などあり昔賑わった当時の話には皆さん興味があったようだ。酒滴神社と鳥居、転石、道標などいつもの説明をして武庫川へ出る。
 大安橋では、コリヤナギの堤防、護岸工事の説明を松下氏より説明があった、コリヤナギは若い赤づいた枝がわかる。
 いぼころり地蔵を少し進むと、新興住宅地のそばにある小高い丘陵の下に戦時中の大規模な地下工場跡がある。今回参加のあった、菊田穣氏(元三田市中学校教師)に解説を依頼することが出来た。戦争遺跡、地下壕の実態調査をされている研究家である。地下壕は3箇所道路から見る事が出来る。菊田氏の話では、最初は5箇所あった、終戦の2日前に北側に1本貫通した、又、搬入機械も藍本駅前まで準備できていたという。駅から地下壕まで専用道路もあった。
大阪の空襲が激しくなった戦争末期、陸軍は工場をひそかに地方へ分散、移転しようとしていた、その一つである。
藍小学校を過ぎて農道を歩く、オオイヌノフグリ・ヒメオドリコソウ等が咲き始めている。
今回の目的の一つである武庫川と加古川の支川東条川の谷中分水界を探る。三田盆地の低位段丘にある。用水路のような細い流れが変わる場所であるが西相野では確認が難しかった。西相野と上相野の境付近で、地図に「加古川」名が入った所では、はっきりと確認できた。大龍神社近くの相野川起点も確認する。JR相野駅は近くでありトイレ時間を取るが混雑し昼食休憩場所の「ふれあいと創造の里」へ向かう。ふれあいの里では四ツ辻大池の周りでゆっくりと昼食時間を取る。
食事後、昌林寺から農道を歩き再び相野川の洞橋へ。晴れ渡った青い空、遠くの山の稜線も綺麗に映える。山の名前説明を聞きながら最高の気分で歩きを楽しめた。
洞橋で相野川が大きく拡幅されている。近くのテクノパーク開発に関連しての対策か、川は5面張りである。相野川に沿って武庫川合流まで歩く。
本日は実に一日中、滅多とない良い天気に恵まれて気持ちの良いハイクであった。行事は予定時間より早めに全員無事で終了した。次回と4月からの新年度活動計画を説明し解散(14:10)


写 真:

藍本駅からスタート 

酒滴神社

曲り昭和橋付近

地下工場跡の説明

谷中分水界を一望する

谷中分水界を歩く

ふれあいと創造の里・四ツ辻大池

相野川洞橋

相野川を歩く

相野川・武庫川合流点

      写真:平山元哉氏

戻る

inserted by FC2 system