平成26年3月8日

第83回武庫川エコハイク

 「百丈岩から名塩川源流を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成26年(2014年)3月8日(土)9:35〜15:05  天 候:晴天
行 程:
 JR道場駅前(9:35〜9:55挨拶、新年度年間活動予定、本日のコースと道場地区の説明等)−船坂川合流(説明)−新名神工事場所(説明)−百丈岩登り口(10:30鎌倉峡等説明)−百丈岩(11:10頂上での展望)−静ヶ池(11:50〜12:15説明・昼食休憩)―名塩美山・尼信グランド(12:55休憩/生野高原住宅地等説明)−名塩川源流地帯・さくら台住宅奥の入口(13:15説明)−さくら台住宅入口(13:40名塩川支川説明)−茶園町―渓谷沿いー名塩和紙学習館(14:10〜14:25トイレ休憩)―蘭学通り(説明)−名塩渓谷(滝等説明)−斜行エレベーター・・・JR西宮名塩駅(15:05到着/解散)
(  )内は案内担当森本の説明、当日資料(行程図説明書次回4月度行事案内

参加者:84人(内スタッフ5人)

 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・神戸市東灘区・須磨区・垂水区・池田市・箕面市・豊中市・吹田市・茨木市・大阪市東淀川区などの地域からも参加を得た。

所 感:
 昨日に続き晴天、気持ちの良い朝だ。風も弱いしハイキングが楽しめそうである。今回のコース百丈岩の関心か天気も良く本日は大変多くの参加者を得ての行事となり、準備していた資料が不足となり20名程の方にご迷惑をおかけして申し訳なかった、今後注意したい。
 駅前広場にて4月からの新年度活動計画と周辺の説明をしてスタートする。武庫川生野橋を渡り百丈岩コースを進む。船坂川沿いを長い列をつくりゆっくり上る風景は感じ入るものがあった。
 川沿いの樹上でシジュウカラが「ツーピー」「ツツピ」と鳴いている。春本番に向けてのさえずりだ、春本番が近づくと、さえずりの繰り返しが増えるという。春は行ったり、戻ったりの天候だ、そんな繰り返しが続き本番が来る。季節が春に向かっていることを実感できる。
 川に沿ってしばらく進むと新名神高速道路工事中の場所を通る。山肌を削り船坂川を跨ぐ高い橋脚工事中、岩盤を砕く工事が見え高い音が聞こえる。トンネルが多いと聞くが景観がまた変わりそうだ。

 今日は参加者が多いので「やまびこ茶屋」からのロープを使っての登山道は避け、手前の旧野外活動センター付近からの一般コースを利用、迂回路のようだが緩い道で歩きながら展望も楽しめるコースである。百丈岩に到着、「落差60mの岩峰」とある。天気も最高、展望も素晴らしい、三田の町、武庫川、有馬川と綺麗な風景が見渡せる。色々の岩場の場所で角度を変えての展望も楽しめる。
 高所は苦手で足がすくむ、今日はロッククライミングを楽しむ人は見かけなかった。近くに四等三角点(292m)がある。誰かが「あべのハルカス」って高いのだなー、と声があった。
 
静ヶ池へは平坦な道である。一部で車両の通れる程の道が出来ている、新名神道路完成後には整備されるとか。静ヶ池には丁度昼前に到着、池を囲み昼食休憩場所をとる。標高290mの山のため池、池には突きだした芝生広場を造ってヘリポートがある。神戸消防局・鎌倉地区水利組合・航空機離着陸場所と立札がある。山林火災時には防火用水に利用されるとか。そんな説明をする。
 静ヶ池からの登り道は、谷筋のようで水で流された細い、落葉の積もった道が続く。尾根に出ると赤松林の中を通る歩きやすい道、マツタケ山の注意看板とロープ張りが残っているがマツタケは出るのかあやしい(?)。しばらく歩くと尼信グランドのある名塩美山地区に出る。
 ここから住宅地の車道を通る。隣接する国見山・生野高原住宅地へは回らず、名塩川源流地帯を歩き名塩さくら台住宅地へ入る。この住宅地は阪急不動産の大規模開発地である。標高300m程もある高台だ。
 今回は赤坂峠ルートへは回らず、さくら台住宅地の中を真直ぐ下り176号線へ出て茶園町へ向かう。

 ここで希望者へバス利用案内するが誰もいなかった。茶園町からは住宅地を曲がりくねって流れる川沿いを歩き、また176号線を歩き名塩和紙学習館に立寄りトイレ休憩をとる。最終コース「蘭学通り」を案内して、再び名塩川渓谷ルートに入り、下滝(二股の滝)など案内してニュータウンへ入り斜行エレベーターを利用してJR西宮名塩駅到着。斜行エレベーターには関心があったようだった。
 今回は、少し距離のある山の一般向けコースであったが下り道も多く難所も少なかったので心配なく、予定より早く全員無事に到着できた。名塩駅前で次回4月度の案内をして解散した(15:05時)。
 
写 真:

道場駅スタート

船坂川を歩く

新名神高速道路工事現場

百丈岩

静ヶ池

松茸山の道 

名塩川源流(細野谷川)に沿って

くらがり街道を流れる名塩川

蘭学通り八重の像

名塩下滝
   写真:平山元哉氏

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