平成25年9月14日

第77回武庫川エコハイク

 「三田周辺の丹波街道を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成25年(2013年)9月14日(土)9:30〜14:20  天 候:晴れ
行 程:
 JR新三田駅前(9:30挨拶/三田市とコース説明)−お旅所・丹波街道(説明)−福島稲荷神社(説明)−大歳神社(説明)−川除の井戸(説明)−来迎寺(説明)−大井元の水(説明)−三輪神社(説明/昼食休憩11:20〜12:10)−三輪村道路元標―お旅所(説明)−一乗寺跡(説明)−車瀬橋(説明)−札場の辻―中央公民館(休憩12:35〜12:55)−京口―横山峠(三田市・神戸北区境界/説明)−長尾川(説明)−旧国鉄有馬線廃線跡(説明)−山脇延吉翁の碑(説明)−神鉄道場駅(説明)−松原城址(説明)−有野川・有馬川合流点(武庫川第2の支川/説明)−道場川原宿場町並み(説明)−神鉄道場南口駅(解散14:20)

(  )内は案内担当森本の説明項目、当日資料(行程図説明書次回10月行事案内

参加者:75人(内スタッフ8人)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・芦屋市・神戸市長田区・灘区・須磨区・三木市・明石市・姫路市・大阪東淀川・池田市・豊中市・吹田市などの地域からも参加を得た。
所 感:
 今年の日本列島では、異常気象によるものと言われる猛暑、竜巻、台風などの災害ニュースが多い。18号台風が近づき15日から影響が出るという。前日の今日は晴天で朝から暑い、天候は大丈夫だが飲物が多く入りそうだ。そんな中、新三田駅前は集合時間前に参加者でいっぱいになり準備資料も不足し、コンビニで印刷対応した。75名の参加者を得てスタートとなった。
 三田の街は何回かに分けて案内しているが、今回は詳しく出来なかった丹波街道を福島から道場川原宿までを歩く。福島地区では、福島稲荷神社、来迎寺も訪ねる。田圃の畦には赤いヒガンバナ・白いニラの花が咲き始めていた。今日は参加者が多く昼食場所に迷っている時、三輪神社の社務所の方に境内使用を勧められ木陰での昼食休憩ができ救われた。
 昼食後、市街地を歩き車瀬橋で武庫川(三田川)の説明をして京口へ向かうが、少し歩くとすぐ玉の汗が流れる。公民館に立寄りクーラーのきいた休憩は助かり元気回復でき一息ついて横山峠へ向かう。
 三田市と神戸北区の境界である。176号道路から農道へ下りて長尾川に沿って道場へ。神鉄道場駅に接した段下には国鉄有馬線(軽便鉄道)廃線跡が見られる。なお駅に接して松原城址があるが現在は放置状態フエンスで閉鎖されて入れなかった。城の越の町並みを通り有野川・有馬川合流点を確認する。
 道場町は三田と有馬の中間に位置する交通の要衝であって、太古より南北朝の頃までは丹波街道、江戸時代には大坂街道の要地として栄えてきた。道場川原は1361年、赤松氏範が築いた佐々城の城下町であったが、交通の要衝に位置するので宿場町に変貌していったという。その頃は、三田や生瀬より盛況だったようだ。古い町並みは道場橋から南へ続き、日下部町の日下部公園近くまで続く。道場と日下部の境界では街道が枡形に折れ曲がっていて、防衛の為に見通しを避けている。町並みの家屋は宿場町・街道町であった面影が残っている。
 大坂街道とは三田から横山を超えて道場川原・日下部を経て、平田から山口村、塩瀬村へ抜ける道路であり、この街道で特に道場川原から北へ抜ける道筋を丹波街道といった。
 下見では道場の町並みを抜けて日下部の交差点県道を歩くが車両も多く、本番では日下部の手前で右折して有野川に接した鹿の子台住宅地を通り最終の道場南口駅へ到着する。今日は天候には恵まれたが風も吹かない蒸し暑い一日であった。参加皆さんの全員無事を確認し終了する(14:20)。
写 真:

新三田駅スタート

福島稲荷神社

実りの秋を歩く(大歳神社付近)

来迎寺
三輪神社
車瀬橋

京口の道標

神鉄道場駅と国鉄有馬線跡(左)

道場河原宿

彼岸花
写真:平山元哉氏

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