大阪湾フェニックスセンター助成                 平成25年3月9日

第71回武庫川エコハイク

 「武庫川と三田 歴史の街を訪ねる」実施報告

エコグループ・武庫川
日 時:平成25年(2013年)3月9日(土)9:40〜14:30  天 候:晴れ
行 程:
 JR三田駅前(挨拶とコース概略説明/連絡事項)―三輪明神窯跡園(10:00園長による説明)―三輪神社(三田市の沿革概要など説明)―大井元の水(10:30工事中で説明のみ)−お旅所(説明)−一乗寺跡(10:45説明)−車瀬橋(三田城下町と武庫川(三田川)の説明)−妙三寺(説明)−西覚寺(説明)−西方寺(説明)−心月院/墓地(九鬼家と白洲家中心に説明)−棚田農道土手にて昼食(12:10〜12:40)−金心寺(12:45「三田」の由来等説明)―三田天満神社(説明/休憩13:10〜13:30)−有馬高等学校・三田小学校(学校の説明と三田城跡と三田御池など)−川本幸民顕彰碑・元良勇次郎顕彰碑・古城浄水場(説明)−旧九鬼家住宅資料館(見学説明14:10)−車瀬橋―鍛冶屋橋―相生橋―JR三田駅(解散14:32)
( )内は案内担当森本の説明項目、資料(行程図説明書次回特別企画3月行事チラシ)、平成25年度(2013年度)計画配布
参加者:70人(スタッフ5人含む)
 一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町・箕面市・神戸市須磨区・灘区・東灘区・朝来市生野町・大阪東淀川区などの地域からも参加を得た。
所 感:
 今年の冬は寒かった、ほぼ全国で平均気温が平年を下回り北海道や東北の13か所の積雪が過去最深だったという。今日は打って変った好天気のハイキング日和の朝である。参加者も70人と盛況、資料も観光案内所で追加を手配した次第であった。集合場所ではコースの概略説明し広場もふさがるので早々にスタートした。
 最初の見学先、「三輪明神窯跡園」へ少し坂道を上っただけで汗ばみ多くの皆さんは上着を脱いだ。園では70人が窯跡を囲み詳しい説明を聞く(多くの見学者で説明者も熱が入る)。
 「三輪神社」へは裏山の道を利用し楽である。丹波街道沿いの「大井元の水場」を案内するが改修工事中であった。お旅所前を通り「一乗寺跡公園」では、地元の方にも説明の応援をいただき昔の詳しい話を教わる。三田で最も古い橋「車瀬橋」では城下町当時の説明。この地、荒淵(こうぶち)といった、武庫川の堤は、城下町側(右岸)と田畑のある三輪村側(左岸)、車の両輪のように瀬があったが、右岸(城下町)は左岸の堤より少し高く造り洪水時は左岸が決壊して田畑が遊水池の働きをしたという。そんな説明をしながら妙三寺・正覚寺・西方寺を案内して武家屋敷の面影が残る住宅地を通る道を間違えてしまった。
 昼食は心月院の裏側にあたる農道の広い土手でとる、土手ではオオイヌノフグリ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザが咲き始め一気に春が来た感じの気持ち良い日和であった。
 金心寺へ向かう一帯は新しい住宅地として開発され風景が変わってしまった。「金心寺」では地名「三田」の由来などを説明。周辺の竹藪も整備され公園が出来ている。
 「三田天満神社」で休憩時間をとる。丁度梅林でも満開で人出もあった。桜の花見もでき市街地が一望できる公園である。参加者の中で早速スケッチを始められる方がおられ、ボールペンで素早く描き色付け、またたく間に綺麗な三田の風景、スケッチが出来上がり感動した。
 有馬高校周辺は多くの説明場所があり、有馬高校・三田城址・三田御池・川本幸民顕彰碑・元良勇次郎顕彰碑・古城浄水場など記憶するにも大変、説明書・観光マップがあってよかった。
 最終コース「旧九鬼家住宅資料館」では説明の方も加わりゆっくりと見学する時間をとった。
 今日の三田の最高気温21度であった。暖かい春先のハイキング日和で楽しめた一日であった。
 JR三田駅前で予定より少し早めに全員無事終了し、次回の行事案内をして解散する(14:32)。

写 真:

三輪明神窯史跡園

三輪神社

心月院

九鬼家代々藩主の墓
白洲次郎・正子の墓
金心寺

三田天満神社

三田城跡
ひな飾りの九鬼家住宅
車瀬橋からの武庫川

写真:平山元哉氏


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