大阪湾フェニックスセンター助成　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２４年１１月２４日

第６７回武庫川エコハイク

　「武庫川渓谷と桜の園ハイク」実施報告

エコグループ・武庫川

日　時：平成２４年(2012年)１１月２４日（土）　９：３０〜１５：００　天　候：曇り

行　程：JR西宮名塩駅前（コースの概要・注意事項/名塩ニュータウンの説明）−塩瀬集落（説明）−くらがり街道（昔の街道利用など）−尼子谷川（名塩川の支流）−旧福知山線配線跡（JRの管理状況と自己責任の問題）−リバーサイド住宅跡地（２３号台風洪水被害と以降の対策）−名塩川（説明）−どん尻川（説明）−高座岩（渓谷最大の岩/武田尾渓谷の誕生と地質・景観・貴重な植物群落等説明）―武庫川ダム計画地（県の計画見直しの説明）−人面岩場（説明）―北山第１トンネルー十国の滝・十国の瀬（説明）−北山第２トンネルー重次郎ヶ渕・溝滝・天狗岩（説明）−武庫川第２橋梁（周辺の景観等と２３号洪水時の状況説明）―桜の園景観ポイント（桜の園遠望説明）−親水広場（昼食11：45〜12：15/桜の園「亦楽山荘」と「櫻守の会」の保全活動紹介）−もみじの道（砂防工事説明）−城ヶ丘―隔水亭（笹部氏の演習林と櫻守の会の活動紹介）−育樹の丘（紅葉の景観ポイント案内）−さくらの道（演習林の櫻/巨木の保護対策説明）−親水広場―オオシマザクラ休憩所（一次解散14：15/次回の案内）−温泉橋―武田尾橋―JR武田尾駅（15：00解散、全員無事終了）

（　　）内は案内担当森本の説明項目、資料（行程図・説明書・次回12月行事チラシ・櫻守の会「亦楽山荘」パンフレット）配布

参加者：５４人（スタッフ５人含む）
　一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・三田市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・池田市・箕面市・神戸市西区・垂水区・須磨区・長田区・灘区・東灘区・茨木市・摂津市・大阪東淀川区・西淀川区・枚方市・四条畷市などの地域からも参加を得た。

所　感：
　今月は紅葉に合わせて２週間遅れの開催である。朝から曇り空、時おり気が付かぬ程度の霧雨がぱらつく少し肌寒い天候である。そんな中５４名の参加者を得た、半数余りの方が初参加者。
　新聞とホームページを見てと広範囲からの参加者が多かった。
　名塩ニュータウンの説明し、くらがり街道から廃線跡へ入ると紅葉に染まる渓谷が目の前に開ける。
　渓谷の水量は多く水は濁る、昨日の雨の影響である。２３号台風時の洪水被害（リバーサイド住宅）の説明場所では、話を聞きながら予想外の洪水の恐さ、その原因の一つについて上流の宅地開発時の対策等思い思いの話が出る。ＪＲの管理状況を説明し注意事項をお願いする。
　兵庫県のダム計画予定地では少し時間をとり説明をする。十国の滝も水量多く紅葉した深い山の中を勢いよく流れる白い滝はきれいであった。第２橋梁では洪水時の詳しい説明をするが、周辺の景観と鉄橋は、やはり記念写真の場所であった。最近この河原の岩場でボルタリングを楽しむ人が増えた、今日もマットを背負った若い数名と出会う。
　親水広場で昼食、予想通り満席である。紅葉は盛りが少しすぎた感じ、落葉した木も何本かある。
　桜の園周回、もみじの道の景観は喜ばれるが、やはり隔水亭から育樹の丘の紅葉は格別、満足して持って帰ってもらえたようだ。有り難いことは、隔水亭に到着した途端に曇り空が開け、日がさして来た、紅葉がより映えて観賞でき最高のプレゼントだった。
　山荘ルート周回して帰路、廃線跡オオシマザクラのポイント場で一次解散する。あと希望者で温泉橋から武田尾橋の周回コースを歩き武田尾駅で解散、全員無事で終了（15：00）。

　　（上田　記）

写真：平山元哉氏

戻る