平成24年1月14日

第57回武庫川エコハイク

 「逆瀬川から昆陽井川(こやゆがわ)を歩く」実施報告

エコグループ・武庫川

日 時:平成24年(2012年)1月14日(土) 9:30〜14:00 天 候:晴
行 程:
阪急逆瀬川駅前(コースの概要・注意事項/逆瀬川の説明)−伊和志津神社(説明)−伊孑志井堰(伊孑志用水等説明)−中州・伊孑志の渡し跡(説明)―末広中央公園(防災公園の説明)−宝塚新大橋(説明)−昆陽井堰(伊丹市の上水取水井堰と農業用水の説明)−大堀川(説明)−伊丹市上水取水口―大堀川・昆陽井川の合流(説明)−武庫川新橋(説明)−関電伊丹変電所(説明)−十六名公園(説明/昼食・トイレ11:45〜12:15伊丹の水と緑の散策道始まり)−天王寺川・大樋橋(説明)―公園(横手堤と尾なし堤の説明)−春日神社(説明)−尼宝線―花里親水空間―昆陽寺(説明/休憩・トイレ)−四つ洽(説明後解散13:50)−寺本東バス停・・・阪急伊丹駅

(  )内は案内担当森本の説明項目、資料(行程図説明書次回の案内チラシ)配布

参加者:62人(スタッフ6人含む)
一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・神戸市北区の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・神戸市須磨区・長田区・灘区・東灘区・西区・芦屋市・明石市・豊中市・大阪市東淀川区など広範囲の地域からも参加を得た。
所 感:
 今回は知っているようで、案外知られていない、大堀川と昆陽井川を中心に歩き、伊丹市や尼崎市への用水の供給状態を見ていただきました。
 この所寒い日が続いていたので、参加者は少ないのではと思っていましたが、皆さん関心が高く、62名と大勢の参加を得ました。
 逆瀬川は短い川で(流路を略図で説明)水量も少なく普段は今津線から下流は殆ど流れのない川ですが(伏流水になっている)大雨の時はどっと水量が増える川で、明治〜大正時代に整備されるまでは暴れまわって、武庫川への合流点では武庫川の昔の川幅は倍ほどあったとの説明に驚かれました。末広公園では防災設備の説明をし、この先で訪れる十六名公園も同様な設備を備えていると説明しました。
 武庫川左岸のスポーツ公園横の河川敷に植栽されていた「皇帝ダリヤ」を紹介しました。花のない季節のため昨年秋に撮影した写真を見せ感心を持っていただきました(11月中旬〜12月初旬に見られます・・今年も植栽される予定です「宝塚市公園緑地課」是非訪れてください)(増やす方法はサトウキビと同様で節ごとに切り挿し芽するそうです)
 大堀川は宝塚市の下水道設備が完了するまではひどく汚れた川で、小浜の辺りの汚れ具合が目に焼け付いていました。今回訪れ水質がずいぶん改良されているのを見て、ほっとしました。
 十六名公園で昼食後、私が住んでいた50年ほど前の伊丹市の様子を話しました。市街地を離れると、昆陽寺までは殆ど民家も無く、昆陽池で狩猟ができたこと、昭和40年頃から開発が進み、昆陽池、端ケ池は1/3ほど埋め立てられ、公共、工場用地になり伊丹市は様変わりしたことを話しましたところ古くからお住まいの方はうなずいておられました。
 天王寺川の近くで、昔の堤防「横手堤と尾なし堤」の説明では霞堤(カスミテイ)について、信玄堤(釜無川)を紹介しました。
 四つ洽は初めての方ばかりで、分岐した水路の行き先には深い関心を持っていただきました。
 今回のコースのように身近な所にも良いところが沢山ありますので、また回りたいと思います。  (森本 記)
写 真:

逆瀬川駅前

伊孑志井堰

昆陽井堰

大堀川

昆陽井川の説明

昆陽井川取水口

大樋橋

石畳の道

昆陽寺

四つ洽(よつごう)

写真:平山元哉氏


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