平成23年12月10日

第56回武庫川エコハイク

 「東六甲横断ハイクー生瀬から逆瀬川へ」実施報告

エコグループ・武庫川

日 時:平成23年(2011年)12月10日(土) 9:00〜14:40 天 候:晴時々曇り
行 程:
JR生瀬駅前(コース概要・注意事項/生瀬宿の説明)−生瀬用水(利用の歴史)―生瀬温泉郷石碑(計画のあった工事跡等説明)−赤子谷川(説明)―右俣コース(10:40)−六甲全山縦走路(縦走路手前平地で昼食12:00〜12:30)−岩倉山(六甲権現/三角点)−阪急電鉄反射板(遠望)−千石ズリ(昔はげ山の頃の砂防石垣説明)―白瀬川源流(13:25)−ゆずり葉の森―櫻守の会活動拠点(活動紹介14:10)―西山団地バス停―逆瀬川合流点(説明14:40解散)・・・・阪急逆瀬川駅

(  )内は案内担当森本の説明項目、資料(行程図説明書次回の案内チラシ)配布
参加者:44人(スタッフ5人含む)
一般参加者は宝塚市・西宮市・尼崎市・伊丹市・三田市・の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・神戸市須磨区・神戸市長田区・吹田市・大阪市東淀川区など広範囲の地域からも参加を得た
所 感:
今回は東六甲の生瀬から逆瀬川へ歩き、水の利用、六甲砂防の歴史を知っていただく為に企画した。昨日は近郊でも初雪の情報があり今朝も参加者から霜で真白の中を来たとの話、幸い今日は天候に恵まれ気持良いハイキングが出来た。今回は健脚向きという事で少し女性の方が少ない感じそれでも44名の参加を得てスタート。
生瀬駅から山手へ100mほど登ると生瀬用水路にあたる、配水場跡も残る。ここから水路をつたい赤子谷へ。地元自治会の方が1人掃除中であった毎日の仕事とか、長い水路1q超程もあるのか途中に休憩所もつくり皆さんの散歩道になっている。道にはクヌギの落葉がいっぱい炭焼窯の跡もある。用水路から現在176号の拡幅工事中が真下に見える、難工事の様だ。ここまで来て参加者の多くの方が初めてのコースで来て好きになった声(地元、名塩・宝塚の方も)。
生瀬温泉工事跡を見て赤子谷コースへ入る。難所もいくつかありロープ等も使う。赤子谷へ入ると落葉もコナラに変り、所によりコシアブラの甘いキャラメルの香が残っていた。谷筋はシダの群落が続く(イノデ・ベニシダ・ウラジロ・コシダなど)、コモチシダ・ジュウモンジシダも見られた、尾根に近づくとオニヤブソテツに変っていた。
赤子谷を登り六甲縦走路の手前平坦地で昼食タイム(丁度12:00〜12:30)。寒くなる前にスタート。岩倉山の祠を見て、阪急電鉄反射板の所(高木を伐採して有り)ひと時の眺望を楽しむ。淡路島は見えなかったが青空で遠望に満足。千石ズリに寄り、石垣砂防を見てはげ山の頃を連想、確認出来て良かったと思う。

白瀬川源流へ下る。落葉の多い下りの谷筋は歩きにくく皆で注意しながら、難所も幾つかロープを使いながら下る。途中「テン」の死体を発見、綺麗に死んでいたので翌日「人と自然の博物館」に届ける(はく製にされる)。足元はあまり良くなかったが、ゆずり葉の森「櫻守の会」活動拠点に着き休憩。活動紹介をし中締めの西山団地バス停案内、ほとんどの方が逆瀬川合流点まで歩き説明をし次回の案内をして解散する(全員無事終了14:40)。その後、各自徒歩で逆瀬川駅へ・・・

写 真:

JR生瀬駅駅出発

JR鉄橋

生瀬用水から蓬莱峡を望む

生瀬用水

赤子谷

赤子谷右俣

源流

岩倉山

白瀬川の砂防堰堤

ゆずり葉の森

写真:陰山隆太郎氏


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