平成22年8月14日

第41回武庫川エコハイク

「六甲山船坂谷を遡る」実施報告

エコグループ・武庫川

日 時:平成22年(2010年)8月14日(土) 9301530   天 候:曇
行 程:宝塚駅前集合(バスで船坂へ)・・・船坂バス停―船坂小学校旧校舎(コースの概要・注意事項、船坂小学校の歴史、船坂集落の昔と今)−善照寺(説明)−船坂橋(登山口、船坂川と金仙寺湖・武庫川説明)−船坂谷(説明)―老ヶ石(説明)−川上の滝(説明・迂回道)―谷間(昼食)−急な谷間遡行―鳥居茶屋跡―石の宝殿・白山神社(説明)―宝殿橋バス停(解散)・・・阪急バスで芦屋川駅
(  )内は案内担当森本の説明項目、資料(行程地図説明書次回の案内チラシ)配布
参加者:28人(スタッフ6人含む)
一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市の流域各市からの参加の他、流域外からは川西市・猪名川町などからも参加を得た。
所 感
本日は武庫川流域でも最も標高の高い六甲山を源流とする船坂川を遡るハイキングである。連日の猛暑、お盆にもかかわらず予想以上の参加者を得る。体力、脚力に自信のある方たちであろう。宝塚駅からバスで標高400mの船坂で下車、船坂小学校跡地の二宮金次郎像の前でミーティング。前夜の雨で川の増水が気になるが、もし危険な状態なら引き返すこともあると森本リーダーの指示。めざす六甲山系には霧がかかり、ポツリと雨も。
今年3月、明治6年開校以来137年の歴史の幕を閉じた船坂小学校を思い思いに散策。善照寺でトイレ休憩後、船坂橋から船坂谷を遡上する。料亭や別荘地の並ぶ道は、お盆の休みを過ごす家族連れや若者の車が往来し、水場付近にはキャンプのテントがあちこちに張られている。老ヶ石から船坂第3堰堤を高巻くと本格的な渓谷歩きになる。もう車は入れない。右に左に何度も川を渡渉する。幸いに増水もない。中間地点の川上の滝で小休止、冷たい水で体を拭いたり頭を冷したりする。この先、屈曲した谷川を慎重に上り、ようやく流れが緩やかになった地点で昼食タイム。渓谷の岩に腰掛けて弁当をひろげるも蚊の襲来に落ち着かず。
この先は高い堰堤が立ちはだかり、渓谷歩きはここまで。いくつかの堰堤を高巻く回り道を行く。いきなりの厳しい登りに、途中で座り込んでしまう人も出る。スタッフ3名にサポートを依頼して、先行部隊は縦走路の車道まで登り、しばらく後続を待つ。行程が大幅に遅れてしまい、見切り発車。予定の一軒茶屋、六甲山頂はパスして「石の宝殿」へ向かうことにする。
「石の宝殿」の白山神社にお参りし、ご神体の磐座を拝す。一帯は船坂川のほか、仁川、芦屋川、住吉川の源流でもある。阪神間や大阪湾の展望は霧のために望めず。予定のバスに乗り遅れないよう小走りで車道を歩き、芦有宝殿バス停へ。後続部隊も合流して、全員無事にバスに乗車することができた。酷暑の中、武庫川エコハイクシリーズでは最も厳しいハイキングではなかったと思う。
写真

@船坂小学校跡地でミーティング

E昼食地点

A船坂橋からスタート

F回り道の難所を下る

B船坂川 渡渉を繰り返す

G縦走路の車道で後続を待つ

C川上の滝で体を冷す

H石の宝殿

D屈曲する谷川を登りつめる

I芦有宝殿橋バス停

助 成:この武庫川エコハイクは兵庫県瀬戸内海環境保全連絡会からの助成を受けております。
文/上田(宏)・平山 、写真・編集/平山

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