平成22年2月13日

第35回武庫川エコハイク
「武庫川源流を歩く」実施報告
エコグループ・武庫川
日 時:平成22年(2010年)2月13日(土)9301500  天候:晴れ
行 程:JR篠山口駅前(篠山盆地と地質/武庫川と加古川水系篠山川の分水界)−田松川谷中(こくちゅう)分水界と河川争奪)−初田川(メダカの里)−八柱神社(初田の氏神)−林道(森林/竹の侵入と荒廃)−槙ヶ峯ー真南条川ー国道372号線(デカンショ街道)−近畿自然歩道ーまちづくり(桜園とビオトープ)−田口池(改修工事)―龍蔵寺(太平山天台宗の寺)−武庫川源流(龍蔵寺川源流/愛宕山)−森林整備(人工林/平成8年土砂災害)ー農業構造改善事業(圃場整備)−二村神社―真南条川(ふるさと桜づつみ回廊)−武庫川起点(真南条川と田松川の合流点)−JR南矢代駅
( )内は森本 説明項目、資料(地図説明書)配布
参加者:41名(スタッフ5人含む)
一般参加者は宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市・三田市・篠山市の流域各市からの参加のほか、流域外からは川西市・神戸市・明石市・三木市・豊中市などから参加をえた。
所感:立春を過ぎたが郷は春まだ遠く、雪が舞い誠に寒い季節が続き、昨日の冷え込みで遠くに見える愛宕山は白い化粧をしていた。駅前の集合場所でも冷たい風が肌をさす。そんな中、41名という多数の参加をえてスタート出来ました。初田を過ぎて峠の道は、身近に歴史や自然とふりあえる近畿自然歩道なのだが、森林管理は放置され竹の侵入で荒廃、多くの皆さんから残念な声がある。峠を下った所でイノシシ猟の方に出会う、朝から1頭仕留めて水に浸けていた。デカンショ街道から龍蔵寺へ向かう参道沿いで、地域のまちづくりの取り組みとして桜を植樹し「桜園」と「ビオトープ」が出来ていた。参道沿いから山頂にかけて、県の森林保全対策、水土保全機能の高い災害に強い森づくり推進として人工林間伐作業が行われていた(針葉樹林と広葉樹林の混交林整備が狙い・・・県民緑税の活用)。

龍蔵寺で昼食、食事中の時間を利用して住職さんより、龍蔵寺と愛宕山について説明いただいた(愛宕山は昔トガの原生林であった、自生の山野草を保護し皆さんに楽しんでもらいたい)。渓谷沿いを登り源流へ、渓に鹿の死体が1頭あった、どうしたのか。自生のミツマタは花芽がふくらみ開花が近そうだった。源流への道は険しく、又団体なので困難と判断、7合目?ぐらいで折り返す。源流へは全員参加、地元の参加者、高齢の元気なおばあちゃんには感心する。真南条川を沿って下る。道端の草は確実に春の準備を始めている、オオイヌノフグリ・ジシバリ・ナヅナなどが小さく咲いていた。武庫川起点に到着、何故ここから・・・、真南条川と田松川の合流点で納得。予定通り3時で無事終了でき解散。

@谷中分水界の説明

A谷中分水界の田松川を行く

B初田の氏神 八柱神社

C雪化粧の愛宕山(真南条から)

D龍蔵寺

E龍蔵寺川を遡る

F源流の植林地

Gこの先源頭

H真南条川と田松川(左)の合流点

I武庫川起点標石

助成:この武庫川エコハイクは兵庫県瀬戸内海環境保全連絡会からの助成を受けております。
文/上田(宏)、写真・編集/平山
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